日産がエルグランド&キックス効果でプラス回復 2026年7月期の新車販売台数ランキング【今後は熊本地震の影響も】
公開 : 2026.08.04 11:25
2026年7月期の新車販売台数(速報値)が発表され、日産自動車が7月の新車販売でプラスを回復。今後熊本地震の影響も気になりますが、夏以降は販売台数を大きく伸ばしそうな新型車や特別仕様車が多く販売予定です。
もくじ
登録車の販売台数
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2026年7月期の新車販売台数(速報値)を発表した。
日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2026年7月期の新車販売台数は、前年同月比9.7%増の27万6679台と4カ月連続でのプラス。

一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた2026年7月期の軽自動車の新車販売台数は、同1.6%増の14万484台と4カ月ぶりのプラスとなる。
結果として、トータルでの2026年7月期の新車販売台数は同6.8%増の41万7163台と4カ月連続で前年実績を上回った。
登録車の2026年7月期のブランド別新車販売台数
レクサスが前年同月比4.5%減の7787台とマイナスが続いたものの、それ以外のブランドはすべてプラスとなった。
なかでも日産自動車は、新型に切り替わったキックスやエルグランドなどが牽引して、同5.4%増の2万1942台と2024年11月期以来の前年実績超えを達成。
また、レヴォーグおよびレヴォーグ・レイバックの改良モデルなどを発売したスバルも同5.1%増の9014台とプラスを回復する。
さらに、新車効果が出たトヨタ自動車は同12.5%増の14万574台、ホンダは同15.5%増の3万4144台、スズキは同17.1%増の1万4578台、マツダは同7.0%増の1万171台、三菱自動車は同1.9%増の4697台、ダイハツは同44.3%増の2953台を成し遂げた。
一方で貨物車のブランドは、UDトラックスが同1.2%減の880台とマイナスに転じ、またいすゞ自動車は同4.6%減の5989台とマイナスを継続。
対して日野自動車は同29.1%増の3365台、三菱ふそうは同27.4%増の3506台とプラスをキープした。
軽自動車の販売台数と分析
軽自動車の2026年7月期のブランド別新車販売台数
前年同月比2.1%減ながら4万6522台を売り上げたスズキが4カ月連続でのシェアトップに就く。
最大のライバルのダイハツは同2.7%減の4万673台にとどまり、5849台の差で第2位に甘んじた。

また、ホンダは同20.9%増の2万7666台、日産自動車は同0.9%増の1万3936台とプラスを継続。三菱自動車も同2.0%増の6240台とプラスを回復する。一方、OEM供給を受けるブランドではマツダが同9.2%減の2551台、トヨタ自動車が同18.7%減の1726台、スバルが同14.8%減の1035台とマイナスが続いた。
2026年7月期の新車市場について業界団体の関係者の声は
「7月期の新車販売は、新型車の相次ぐ登場に加えて、環境性能割の廃止に伴う登録および届け出の先送りが一部車種で続いたこともあり、登録車が4カ月連続で前年実績超えを果たした。
新車効果もあって、日産自動車が15カ月ぶりにプラスを記録したことも明るいニュース。また、軽自動車も改良モデルの精力的なリリースなどによって、4カ月ぶりにプラスを達成した」と解説する。
今後の展開は
「市場の新車需要は底堅く推移しているものの、環境性能割の廃止に伴う登録および届け出の先送りによる販売台数の伸びは縮小しつつあり、また広範な分野での値上げの動きが今夏以降も続くことから、今後の新車販売市場は予断を許さない状況が続く。
イラン情勢の長期化による仕入れ価格の高騰や原材料の調達懸念、為替の大きな変動、そして令和8年度熊本地震に伴う九州地域のトヨタ自動車、日産自動車、ダイハツの工場稼働停止や一部車種の生産休止なども不安要因として挙げられる。
一方で本年夏以降は販売台数を大きく伸ばしそうな新型車や特別仕様車が多く販売される予定なので、これらがどのくらい新車市場を牽引していくかが注目ポイント」と指摘した。

























































































