クヴェール・マングスタ

2000年-2001年：3万8000ポンド（543万円）～

もともとはデ・トマソのモデルとして開発が始まったマルチェロ・ガンディーニ作のマングスタだが、最終的には米国メーカーのクヴェールがモデナで生産することになり、後年には同じく悲惨な運命を辿ることになったMG Xパワー SVのベースモデルにもなっている。

2+2の硬化樹脂製ボディに、タルガ風のパネルと、「ロトルーフ」と呼ばれる着脱式リアガラスを採用したマングスタは、フォード製4.6ℓV8エンジンが発揮する325psのパワーを後輪へと伝達していた。

300台以下に留まる生産台数のすべてが左ハンドル仕様となり、一部に4速オートマティックを搭載したモデルも存在するが、ほとんどが5速マニュアルギアボックスモデルを搭載していた。

オランダで、グリーンのボディにタンの内装を組み合わせた車両が3万8000ポンド（543万円）で売りに出されており、欧州ではさらなる価格下落を辛抱強く待つ向きもあるようだが、米国では2万ポンド（286万円）をはるかに下回る値段で多くの個体を見つけることができる。

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