珠玉の中古車14選 EU加盟国から輸入するなら今(ただし英国在住者限定)

2019.02.23

番外編:英国への輸入手続きを解説

型式認証
生産から10年以上経過した車両をEU圏内から輸入する場合の手続きは比較的簡単だが、10年以内の車両の場合、型式認証が必要となる。その方法にはふたつあり、ひとつ目の方法は、輸入した車両が欧州で型式認証を取得していることを証明するCoCと呼ばれる証明書を入手したうえで、相互認証を確認するため、自動車安全証明局(VCA)へ提出するというものだ。ふたつ目の方法では、車両基準局(DVSA)から個別車両認証(IVA)を取得すればいい。

キャッスル・ドニントンを拠点に事業を展開しているMy Car Importはこうした手続きを専門に扱っている企業のひとつであり、1カ月に120台ほどへの対応を行っているという。この会社では、英国への車両輸送を行うともに、英国の路上を走るために必要な手続きを一手に引き受けてくれる。

マネージングディレクターのジャック・チャールズワースから必要な手続きについて話を聞いた。
相互認証とIVAの違いとは?
「相互認証制度に基づき、いくつかのメーカーでは数日内にCoCを発行していますが、なかには最大6週間を要したり、最高1000ポンド(14万3000円)が必要となる場合もあります。メルセデスは例外的に、すべての車両にCoCを発行しています」

「IVAのほうが基本的には手続きが早く、コストも安価です。テストのために2週間ほど車両をお預かりしますが、テストのためにDVSAに支払うコストは199ポンド(2万8000円)です。さらに、CO2排出量データが存在しないため、2001年3月依然の税率が適用されることになり、排気量1500cc以下では155ポンド(2万2000円)、それ以上は255ポンド(3万6000円)となります」

「いずれの方法でも適合作業が必要となりますが、IVAを選択した場合、車両に対して詳細な検査が行われます」
どんな適応作業が必要?
「速度計はマイル表示が必須ですが、たいていメーター盤面の変更だけで問題ありません。さらに、リアのフォグライトはセンターか右にオフセットが必要です。ヘッドライトは左側に光軸をずらす必要がありますが、いまは多くの車両がフラットな光軸を採用しており、進行方向に合わせて照射範囲を変えるキセノンランプはたいてい調整可能となっています。ヘッドランプがLEDの場合、多くが交換となりますが、そのコストは1500ポンド(21万円)ほどです」
車両輸入にかかる費用は?
「典型的な費用はおよそ600ポンド(8万6000円)といったところですが、これには通関、IVA検査と、運転免許庁(DVLA)への登録など、すべての書類作成/提出費用が含まれています。車両の適合作業に掛かるコストはさまざまですが、全部で1500ポンド(21万円)程度というのが一般的な目安となります」
輸入手続きチェックリスト
登録後6カ月が経過するとともに、走行距離6000kmを越えており、すでにEU加盟国内で付加価値税納付済みの車両をEU圏内から輸入する場合、同税や関税の支払い義務はない。

車両到着通知に基づき、車両を輸入した日から14日以内に歳入関税庁(HMRC)への届け出を行う必要があり、その後、以下書類の準備が整い次第、DVLAへの申請が可能となる。
●記入済みV55/5書式
●道路税の支払い
●海外登録書類(無ければメーカー発行の日付入り証明書)
●MOT証明書(VIN対象記録)
●保険証明書(北アイルランドのみ)
●個人ID
●手数料55ポンド(8000円)

生産から10年以内の車両の場合、型式認証も必要となるが、以下書類を準備のうえ、VCA発行の相互認証証明書提出でも対応は可能。
●記載済み相互認証証明書
●欧州CoC
●請求明細書、または認可ガレージ発行の車両改造に関する証明書
●手数料100ポンド(1万4000円)

もしくは、以下書類を準備のうえ車両基準局へIVA申請を行う。
●記入済みIVA 1C書式
●車両運行管理局(VOSA)技術評価に基づく承認証明書
●手数料199ポンド(2万8000円)

 

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