英国ツーリングカー選手権開幕 いまが最高の時? 今年も激しいバトル期待

公開 : 2019.04.13 16:50

番外編3:2019シーズンのプラトー

近年の戦績は満足できるものではないかも知れないが、2度のタイトルを獲得しているジェイソン・プラトーが、BTCCでもっとも名の知られたドライバーであることに間違いはない。

問題は今シーズンが終わっても、彼がBTCCへの参戦を続けるかどうかだろう。スバルから参戦していた過去数年間の苦境を素直に認めつつ、パワー・マックスド・レーシングからヴォクゾール・アストラで走る今シーズンに向けて、すでにヤル気は十分だと言う。

「数年前のことなど、いずれ記憶から消えてなくなります」と彼は言う。「結果が出ないと自信を失いがちですが、経験を積んだいまでは、そんなことはありません。互いが信頼できるチームにいるというのは素晴らしいことです」

51歳のプラトーが初のBTCCタイトルを獲得したのは、アストラを駆って参戦していた2001年のことであり、今シーズンの終わりに向けて、自身の将来についても考えるつもりだと話している。「素晴らしいシーズンにするための準備は整っています」と彼は言う。「すべてが上手くいけば、先行しているチームとも十分に戦えると思います」

「ですが、もしそうならなかった場合、考える必要があります。わたしがレースを走るのは、喜びを得るためですから」

さらに、プラトーは今秋出版予定の自叙伝にも取り組んでいる。やはり、自叙伝でもプラトーが手を抜くことなどなさそうだ。

「執筆を楽しんでいます」と彼は笑う。「ユーモラスで決して驕ることなく、なによりも正直に書こうと思います。いまの世の中にはあり得ない話を信じ込ませようとするひともいますが、わたしが書くのは、真実だけです」

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