ポルシェ928の中古車 欧州では人気上昇中 早めの購入が吉? 故障やメンテの要点

公開 : 2019.05.06 07:50  更新 : 2020.12.08 18:48

ポルシェ928中古車 購入時の注意点

エンジン

エンジンが温まっても白煙が出る場合は、バルブガイドやシリンダーボアの摩耗が疑われる。エンジンオイルは小まめに点検し、エンジンオイルの消費量に気をかけたい。通常は800kmで1ℓ程度消費するようだ。エンジンの回転が安定しない場合はディストリビューターの摩耗かECUの不具合。アイドリング時の振動は、エンジンマウントがヘタっている場合に起きることもある。タイミングベルトとベルトテンショナー、ウォーターポンプは8万4000kmか4年毎に交換しておきたい。また、ラジエーター・クーラントも、ポルシェの場合は4年毎の交換が必要になっている。

トランスミッション

トランスミッションからデフをつないでいるトルクチューブがフライホイール側に圧力をかけていないか確認しておきたい。オートマティックやトルクコンバーター周辺からのフルード漏れも注意。珍しいマニュアルは、変速時の軽度な引っ掛かりは珍しいことではないが、ひどく硬い場合はシンクロが摩耗している可能性がある。

ブレーキとステアリング、サスペンション

ブレーキラインとホース、ステアリングやドライブシャフトの支持部分、サスペンションアームやブッシュ類を点検しておく。サスペンションからゴツゴツと音がする場合は、ブッシュがヘタっている。フワフワした乗り心地の場合は、ショックアブソーバーが寿命になっている印。

ボディ

亜鉛メッキ処理されたアルミニウムがドアやフロントフェンダー、ボンネットに用いられているが、ウインドウの取付周りやリアハッチ、ボディ下面の腐食の状態を確認する。サンルーフやテールゲートのウェザーストリップが駄目になっていると、フロアカーペットにまで雨水が染み込む場合がある。

インテリア

電装品がすべて正常に動作するか確認する。エアコンの故障は、多額の出費につながる。内装パネルやシート表皮が傷んでいることは珍しくないから、購入の際は修復費用も予め見ておきたい。

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