ふしぎなモノも? 米国車、ダッシュボード進化の歴史 前編

公開 : 2019.04.29 05:50

マーキュリー・クーガー(1967年)

マーキュリーではクーガーのインテリアをデザインするにあたり、スペースが足りなくなってしまったに違いない。

オーバーサイズハブを持つステアリングホイールの背後にふたつの巨大なメーターを配し、残ったダッシュボードスペースには、時計を含め、5つの計器類をちりばめていたが、なぜか圧力計は助手席側ダッシュボードへと追いやられてしまっていた。

その結果、クーガーのインテリアは、パフォーマンスクーペというよりも、まるでボートのキャビンのような雰囲気だったが、1960年代後半、クーガーがベースとしたフォードマスタングでも同じようなインテリアデザインが採用されていた。

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