バック・トゥ・ザ・フューチャー 32年間の眠りから覚めたデロリアン

公開 : 2019.05.04 10:50

デロリアンの名で知られるDMC-12と言えば、すぐに映画での活躍が思い浮かびますが、今回は32年間も納屋で眠りについていたこのタイムマシンが発見されるまでのお話です。映画の時代設定は1985年でしたが、こちらのデロリアンが眠りに就いたのは、その翌年の1986年でした。

好機到来!

この北アイルランド生まれのステンレススチール製ボディを持つクーペを、すでに2台所有しているウィスコンシンのデロリアン愛好家の親子は、ある時、かつてデロリアンの新車販売を行っていた地元の修理工場に、スペアパーツが残されていないかと電話をしてみた。

残念ながら期待したパーツこそ無かったものの、いくつかカタログや写真が残されており、さらにメカニックに話を聞いてみると、10年前、ひとりの男性から自身が所有するDMC-12を売りたいとの問い合わせがあったことを思い出してくれたのだ。

ふたりがこの話を確かめてみると、なんと彼はまだデロリアンを所有しているという。

米国ならどこにでもあるような納屋へと案内されたふたりが目にしたのは、32年分の埃をかぶった1981年モデルのデロリアンだった。1986年にこの納屋へと仕舞い込まれて以来、一度も外の光を浴びることはなかったのだ。

ふたりがこの車両を購入したことは言うまでもない。

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