想像以上の晩成型スーパースター 20選 後編 ランボルギーニ・チータほか

公開 : 2019.05.06 18:50  更新 : 2021.02.02 12:51

マトラ・ランチョ(1977年)

近年カーコレクターの間で急速に注目を集めるようになってきたのが、フランス製のマトラ・ランチョ。様々なメーカーのパーツを組み合わせて構成されているが、その殆どはフランスのシムカ社のものが流用されている。当初はVF2と呼ばれており、シムカ1100TIのブレーキと1308GTの80psを発生させるエンジン、4速マニュアルは1307のものを充てがわれていた。ボクシーで無骨なエクステリアデザインも、オリジナルの労働者階級モデルらしいシャシーをうまくカバーしていた。

ランチョは7年間ほど生産が続けられ、延べ6万台が世に出回ったが、大ヒットというわけではなかった。しかしコンパクトなボディにソフトなオフローダーという成り立ちは、現在のトレンドに合致。個性的なスタイリングもあり、近年は高い走破性を備えたクロスオーバーとしてファンを獲得している。

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