アメリカンな大排気量V8、スバルが誇るボクサーなど 市販車に搭載された最高峰のエンジン 50選(中編)
公開 : 2026.02.28 11:25
名車と呼ばれるようなクルマには、優れたエンジンが積まれてきました。エンジンは走行性能、燃費、快適性などを決定づける重要な要素です。本特集ではこれまで市販車に搭載された素晴らしいパワーユニットを50台紹介します。
もくじ
ーローバー V8(1967年)
ーアストン マーティン V8(1969年)
ージャガー V12(1971年)
ーアウディ 直列5気筒(1976年)
ーBMW M88(1978年)
ーアルファ・ロメオ・ブッソV6(1979年)
ーPSA XUD(1982年)
ートヨタ 4A-GE(1983年)
ーフォード/コスワース YB(1986年)
ー三菱 4G63(1987年)
ーホンダ Bシリーズ(1988年)
ースバル 水平対向4気筒(1988年)
ー日産 SR20DET(1989年)
ー日産 RB26(1989年)
ートヨタ 2JZ-GTE(1991年)
ーマクラーレンF1(1992年)
ーメルセデス・ベンツ OM606(1993年)
ローバー V8(1967年)
1950年代後半にビュイック(写真)が開発したこの215立方L(3.5L)V8エンジンは軽量でコンパクト、かつ高出力だったが、信頼性が低く生産コストも高かったため、ゼネラルモーターズは手を引いた。その後、ローバーがこのエンジンの生産権を購入し、1967年のローバーP5に採用した。その後、ローバー、ランドローバー、MG、トライアンフ、モーガン、TVR、マーコスなど、2006年まで数多くのモデルに搭載された。最終的に排気量は5.0Lにまで拡大し、信頼性も大幅に向上した。

アストン マーティン V8(1969年)
アストン マーティンが 1967年にDBSを発売した際、同車にはV8エンジンを搭載する予定だった。しかし、新エンジンの開発が遅れ、市販導入にはさらに2年を要した。タデク・マレックが設計したクワッドカムの5340cc V8エンジンは、DBSで最高出力355psと最大トルク約55kg-mを発揮し、アストン マーティンの新時代を切り開いた。ツインスーパーチャージャーを搭載したヴァンテージV600では、最終的には600psと83kg-mにまで強化されている。

ジャガー V12(1971年)
V12エンジンを市販車に導入した自動車メーカーは、意外にも少ない。戦後は主にフェラーリとランボルギーニが採用していたが、1971年にジャガーEタイプが直列6気筒から5.3L V12へ切り替えた。翌年には同じユニットがXJにも搭載された。ジャガーのV12エンジンは驚くほど滑らかで耐久性にも優れ(適切なメンテナンスが前提だが)、まさに画期的なユニットだった。6.0L仕様は1997年まで生産が続けられた。

アウディ 直列5気筒(1976年)
アウディ・クワトロの魅力の1つは、ターボチャージャー付き直列5気筒エンジンの鼓動だ。社内では「タイプ43」というコードネームで呼ばれ、1976年に2.1L自然吸気仕様(137ps)でアウディ100 5Eに搭載された。1989年にはターボ化され、米国ツーリングカー仕様では700psを超える出力を発揮した。この年は、アウディが世界初の5気筒ディーゼルエンジンを発表した年でもある。

BMW M88(1978年)
BMWは直列6気筒エンジンで有名だ。多くのライバルが比較的コンパクトなV6方式を選ぶ中、BMWは一貫して直列配置にこだわってきた。V6は往々にして滑らかさに欠け、エンジン音も迫力に劣る。BMWのM30直列6気筒は伝説的な3.0 CSLを駆動した優れものだが、4バルブヘッドを搭載したM88エンジンはさらに進化し、BMW M1や初代M5(E28型)に搭載された。

































