クルマのエアコン洗浄、取り外し不要に クリーンデバイス・テクノロジーが特許取得

公開 : 2019.06.24 18:40

開発の背景/特許の特徴

カーエアコンの不快な臭いは、エアコンが車両に装備されてから常に存在する。カーエアコン関連の消臭スプレーや芳香剤等の市場の大きさはそれを立証する。

ほとんどの新車は購入後3年程度(1回目の車検時)で汚れやカビの発生が考えられ、中古車は経年の汚れやカビ以外に前所有者の生活臭に起因する臭いも見受けられる。

カビのみならず花粉やPM2.5等も性質上カーエアコン内部に付着し、粒子が循環し乳幼児や高齢者をはじめ全車搭乗者の健康被害に結びつくことも大いにある。

これらの問題は、カーエアコン内部の汚れを完全除去しない限りは解決されない。

既存の車両分解の上でカーエアコン本体を取り外し行う洗浄方法は現実的ではなく、またショップに鎮座する消臭関連商品は一時的な臭いのごまかしや香りの上塗りでしかなく、効果がないとクリーンデバイス・テクノロジー社は考える。

クリーンデバイス・テクノロジー社は以上の背景から、高湿度でカビや酵母菌の増殖促進に最適な環境となるカーエアコン内部を、車両分解せず日常的で安価、簡易的で短時間、さらに高い精度で洗浄できる方法を熟考し研究した。

臭いの付着状況や汚れの度合い、内部の構造確認ができる施工を可能にする工具の開発の必要性に行きついたという。

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