三菱パジェロ・スポーツ新型 タイで初披露 90か国で順次発売へ

公開 : 2019.07.25 12:52  更新 : 2019.07.25 12:54

三菱パジェロ・スポーツの新型がタイで披露されました。マーケットによっては「ショーグン」の名で呼ばれています。グローバルでは重視されるモデルの変更点をまとめました。

もくじ

2018年、全世界で約7.7万台販売
パジェロ・スポーツ新型の変化

2018年、全世界で約7.7万台販売

三菱は、ミドルサイズSUVの新型パジェロ・スポーツを、本日タイで世界初披露し、同国での販売を開始した。

新型パジェロ・スポーツについて、三菱は「洗練された力強いエクステリアに上質さと快適性を兼ね備えたインテリア、8インチカラー液晶メーターやスマートフォンでも開閉できるエレクトリックテールゲートなど、先進性と高い利便性を備えています」と説明する。

2018年度はグローバルで約7.7万台を販売した三菱自動車の世界戦略車の1つであり、当タイにおける生産/販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランドのラムチャバン工場で生産、今後フィリピン、オーストラリアなど約90か国に順次展開していく計画。

パジェロ・スポーツ新型の変化

今回、「Elevate your Journey」をモデルチェンジのキーワードとし、力強さを高めながら洗練させたエクステリア、先進的な機能装備と上質かつ快適なインテリアをめざしたという。

外観においては、「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを進化させ、フロントグリルから連続するヘッドライトと、バンパー左右コーナー部に配置したコンビネーションランプによりワイド感を強調。

従来よりもボンネットを高くした厚みのあるフロントフェイス、立体的で力強さを意識したメッキパーツなどを採用した。

8インチカラー液晶メーターや、8インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオを装備。新たにハンズフリー機能付き電動テールゲート(セーフティ機構付)を採用した。

スマートフォンでの電動テールゲート開閉機能や、ドアロック忘れなどを通知しスマートフォンから施錠できる降車リマインダーなど、便利機能を提供する三菱リモートコントロールを組み合わせる。車両とスマートフォンの連携はブルートゥースによる。

内装は、フロアコンソールとドアグリップの形状を変更し、ステッチ付きソフトパッドを追加。コンソール下部にはキーなどの小物類を収納でき、左右どちらからでも出し入れできるアンダートレイを新たに採用。

フロアコンソール後端にはAC電源(150W)を新配置、従来のUSB端子とあわせて後席での使い勝手の向上をめざした。

2.4ℓMIVECディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせにより、高い環境性能と軽快な走りを両立した。

従来の先進安全装備にレーンチェンジアシスト(LCA)と後退時車両検知警報システム(RCTA)を加え、安全性能を強化した。

4WD車には、スーパーセレクト4WD-IIを搭載している。これについて三菱は「あらゆる路面状況で最適なトラクション性能と優れたハンドリング性能を両立する」という。

また、オフロードモードにより、エンジン・オートマティックトランスミッション・ブレーキを統合制御し、悪路での走破性を最大限に高めたという。

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