フォルクスワーゲンのディーゼル不正に集団訴訟 最大の争点は「補償額」 英

公開 : 2019.07.30 18:10

最大の損害は、残価価値の減少

大々的に報じられるような最終点は、数百億円にのぼる補償の額だろう。これはオーナーが受けた被害から算出される。スレーター&ゴードンは、オーナーがクルマの残存価値と、改修による損害を受けたことを証明しようとしている。

「われわれの依頼人は、改修によってクルマの燃費が悪化し、性能にも影響があったと言っています。例えば、クルマが危険な状況でテストモードに切り替わる恐れもあったのです」とスレーター&ゴードンは述べている。

最終的には、これらの「代表的な被害」を主張し、フォルクスワーゲンを詐欺で糾弾しようとしている。

フォルクスワーゲンは当然ながら、その反対となる証拠を挙げようとしている。クルマの残存価値やCO2、燃費、エンジンの性能に不利な影響はないとしている。「改修」によって顧客の「不満の大部分は満足してもらえた」ことを強調している。

もし、この被害が予想を下回り、訴訟費用を払えないと考えられれば、示談になる可能性もある。

今年後半から始まる裁判が長引けば、さらなる曲折が予想される。しかし、対象となるオーナーたちとフォルクスワーゲンは、少なくとも2020年内には決着が付くと見ている。

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