【最新スパイ画像】VWティグアンR 2.0L 4気筒エンジン 4本出しマフラー確認 2020年末発表か

公開 : 2020.02.24 11:50

VWティグアンのRバージョンと思われる、新しいスパイ画像が発見されました。新しいフロントデザインと、クワッド・エグゾーストが特徴的なこのモデルは、標準のフェイスリフトモデルと同時に、年末の発表が予想されています。

ティグアンR

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

フォルクスワーゲン・ティグアンのRパフォーマンス・バージョンと思われる、新しいスパイ画像が発見された。

前回、プロトタイプが目撃されてからほぼ1年が経っている。

VWティグアンR プロトタイプ
VWティグアンR プロトタイプ

エアインテイクの後ろにあるインタークーラー、大きなブレーキ、そして最も注目すべきは、ゴルフRハッチバックと同じ、クワッドテールパイプが見える。

ティグアンRの以前のプロトタイプと比較して、フロントエンドが微妙に作り直され、スタイリングは調整されていることから、ティグアンRよりも、さらに特別なモデルとなる可能性も高い。

このモデルは、今年後半の、ティグアン標準モデルのフェイスリフト発表時に、同時にデビューする可能性がある。

Rバージョンが追加されれば、ティグアンは3番目のRモデルとなり、新しく発売されたTロックRの上、これから登場する、トゥアレグRプラグインハイブリッドの下のモデルとなる。

R部門のトップ、ジョスト・カピトは、ティグアンRのアイデアについて、AUTOCARに対し「ティグアンRの可能性はあるでしょう」と語っている。

「TロックRとは種類の異なるクルマなので、トゥアレグのように、もっと日常的なモデルとなるでしょう」と付け加えた。

年内に発表か

性能強化後のティグアンが、初めてテストを行ったのは2017年、アウディRS Q3から供給されたと思われる、5気筒ターボエンジンを搭載したプロトタイプが撮影されている。

ティグアンの開発の遅れには、2つの理由が考えられている。

VWティグアンR プロトタイプ
VWティグアンR プロトタイプ

1つ目は、VWグループが、新しいWLTPテスト体制への対応のため、モデルの優先順位を変更したこと。

2つ目は、「クプラ」ブランドの立ち上げにより、ホットなセアトアテカの開発が最優先されたためだ。

ティグアンRは、クプラ・アテカやゴルフRなど、VWグループの多くのパフォーマンスモデルに採用されている、300psを発するEA888型の2.0L 4気筒ユニットを搭載すると予想されている。

4輪駆動と7速デュアルクラッチ自動ギアボックスを組み合わせ、0-97km/h加速は5.0秒を達成する。

シャーシにもアップグレードが加えられる。

発売時期はまだ明らかになっていないが、今回のプロトタイプの目撃によって、年内に発表される可能性が高まったと言われている。

TロックRの発表の際、カピトは自らのタスクについて「BMWにとってのMブランドのような、VWのサブブランド」を作り上げることだと語っている。

「ゴルフとTロックだけには、とどまらないでしょう」と付け加えた。

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