【違いを説明できる?】トヨタ・ハリアー/RAV4/ヴェンザ/ハイランダー、ぜんぶ兄弟 似ているけど違った

公開 : 2020.06.12 05:50  更新 : 2021.10.13 13:53

兄弟とは思えない大型のハイランダー

最後にご紹介するのは、昨年末から北米仕様で4代目となるモデルが販売されているハイランダー。

そんなハイランダーの元祖は、2000年に初代ハリアーの兄弟車として登場したクルーガーとなる。

トヨタ・ハイランダー(2021年モデル)
トヨタ・ハイランダー(2021年モデル)    トヨタ

もともと高級クロスオーバーSUVとしてリリースされたハリアーに対し、コンサバティブなイメージの車種として登場した。

海外ではハリアーがレクサスRXとして販売される一方で、クルーガーはハイランダーという名前で販売され、ハリアーには存在しない3列シートモデルやハイブリッドなどを追加し、独自の進化をすることとなる。

日本でのクルーガーとしての販売は初代のみで終了したが、海外ではハイランダー名義でモデルチェンジを重ね、昨年末に4代目へと進化した。

新型となったハイランダーは、4950mmの全長と1930mmの全幅を誇り、ランドクルーザー200並みの堂々のボディサイズ。シートは3列となり、7人乗りと8人乗りが用意される。

搭載エンジンはハリアーにも採用される2.5Lハイブリッドのほか、V6 3.5Lも用意され、まさにアメリカンSUVといった様相だ。

北米トヨタのラインナップには、さらに大きなエンジンを搭載する4ランナーやセコイアが存在するが、装備の充実ぶりはハイランダーが上手と言えそうだ。

このように、仕向地に応じてクルマを作り分けるのはさすがトヨタといったところ。

ヴェンザやハイランダーが日本でラインナップされることはないだろうが、TNGAプラットフォームの拡張性を改めて実感した次第である。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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