【グループCカー並みの速さ】ポルシェ718ケイマンGT4 クラブスポーツへ試乗

2020.06.26

レース用サスに426psのフラット6

かつてポルシェ968にもクラブスポーツというクルマがあったが、それとはまったくの別物。ロードカーに少し手を加えただけの、当時のクラブスポーツとは違う。

高度に手が加えられたレーシングカーだ。公道用のケイマンGT4とも、圧倒的な違いがある。信じられないようなスピードで周回できる。

ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ(英国仕様)
ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ(英国仕様)

エンジンルームに収まるのは、最新ではない、3.8Lのフラット6。最高出力は420psではなく、426psとわずかに高い。トランスミッションはダブルクラッチATのPDKだが、7速目がなく、6速仕様。

フロント・サスペンションはGT3カップカーのもので、レース用スプリングのフル調整式。ダンパーは収縮と伸長で別々に減衰力を変えられる。アンチロールバーもブレーキも、完璧なレース仕様だ。タイヤはレーシングスリックか、天気によってはウェットパターンも選べる。

インテリアは徹底的に剥がされている。ステアリングコラムと少しのスイッチが残され、ダッシュボードはケイマンのものだと形状が分かる程度。鮮明なコスワース製のデータロガー・システムが、メーターパネルに取り付けられている。

ここまで装備が除かれていたら、ケイマンGT4 クラブスポーツはかなり軽量に思える。でも、実際はそうでもない。

内蔵式のエアジャッキに溶接されたロールケージ、通信システムと消火器、レギュレーション上必要なリムーバブル・ルーフ、90Lの大きな燃料タンクなどを装備し、車重は1320kg。標準の公道用ケイマンGT4とほぼ同じ車重がある。

 
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