【新事業立ち上げ】仏ルノー・グループ、事業再編計画を発表 アルピーヌにも動きが

公開 : 2020.09.10 07:20

ルノー・グループは事業再編計画を発表し、アルピーヌの将来像を確かなものにする考えです。新CEOのルカ・デメオがグループを4つの事業に再編。アルピーヌは元ルノーF1責任者が率いることになりました。

もくじ

ニューモビリティ事業立ち上げ
今年後半には、具体的な情報も

ニューモビリティ事業立ち上げ

text:AUTOCAR UK編集部
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ルノーは、4つの柱を中心とした事業再編計画を発表した。

この新戦略は、グループの新社長である元セアトCEOのルカ・デメオによって展開されている。4つの柱とは、ルノー、ダチア、アルピーヌの中核事業体に、新たにニューモビリティ事業を加えたものだ。

ルノー・メガーヌ
ルノー・メガーヌ

デメオは、「会社は『ゲームモジュール』を変更し、ボリュームの追求から価値と収益性の追求へと移行する必要がある」と述べた。

「4つの強力なブランドと大規模なクロスファンクショナル機能を中心とし、よりシンプルな方法で市場や顧客を志向します。組織はチームスピリットを持って、可能な限り最高の結果を追求することが可能になるでしょう」

デメオはルノー・ブランドを統括し、ダチアではセールス&マーケティングEVPのドゥニ・ル・ヴォットが新体制を率いており、ニューモビリティでは副CEO兼CFOのクロチルド・デルボスが指揮を執っている。

最大のニュースは、ルノー・スポール・レーシングのボスであり、ルノーがワークスチームとしてF1に復帰する際に重要な役割を果たしたシリル・アビテブールがアルピーヌの責任者に任命されたことだ。

最新の報道では、これに伴い、アルピーヌのブランディングを取り入れるためにF1チームの名称を「アルピーヌF1チーム」に変更するという。

今年後半には、具体的な情報も

アルピーヌは今年初め、A110の開発に携わった人材に動きがあり、将来の方向性に様々な憶測が飛び交った。

AUTOCARでは独自に、アルピーヌが将来的に高性能EVブランドになる可能性も残っていると考えるが、これまでのところ公式な情報を得られていない。

アルピーヌA110
アルピーヌA110

また、ルノーは5月、今後3年間で固定費を20億ユーロ(約2500億円)以上削減し、全世界で1万5000人の雇用を失うことを発表した。

同社は多額の損失を計上しており、新型コロナウイルスによる販売不振で緊急性が高まる前から、すでにリストラを提案していた。

ルノーは、発表された詳細とデメオの声明以上のコメントを控えた。ブランド別の組織変更の詳細については、今年後半に発表される予定である。

 

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