【価格帯/サイズ/いつ発売?】日産ノート(2020年) コンパクトカーがフルモデルチェンジ 詳細解説

公開 : 2020.11.24 12:00  更新 : 2020.11.24 13:32

日産ノート(2020年)新型が正式発表。日産の誇るコンパクトカーがフルモデルチェンジしました。サイズやパワートレイン、内外装を詳細解説します。

はじめに 日産コンパクトカー「ノート」とは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

11月24日、日産自動車(以下、日産)はフルモデルチェンジしたノート(2WD)を発表、12月から発売する予定だ。

同時に先行公開された4WDは、12月に正式発表され、来年2月に発売予定だ。

日産の新型車でコンパクトカーの「日産ノート」
日産の新型車でコンパクトカーの「日産ノート」    日産

ノートは、サニーやパルサーに代わる日産の新世代コンパクトカーとして、2005年に初代が登場した。

2012年に現行型の2代目にフルモデルチェンジされ、2016年のマイナーチェンジでシリーズ方式ハイブリッドシステムの「eパワー」を搭載。

日産車としては久しぶりに月間販売台数で1位を獲得する人気モデルとなった。

ちなみに、ノート(NOTE)という車名は、毎日をリズミカルに楽しく「NOTE(音符)」と、そんな毎日を記録しておく「NOTE(ノート)」からイメージしたネーミングであるという。

3代目にフルモデルチェンジされた新型ノートのコンセプトは、「コンパクトカーの常識を変える運転の快適さと楽しさが詰まった、先進コンパクト」だ。

では、そんな新型ノートの概要を紹介していこう。

日産ノート(2020年) 外観

新型ノートの外寸は、全長4045×全幅1695×全高1520(16インチタイヤ装着車)mm、ホイールベースは2580mm。現行型と比べて、全幅と全高は変わらないが、全長は55mm、ホイールベースも20mm短くなっている。

最近のニューモデルで、現行型よりもサイズダウンされた例は珍しいが、これは、ノートのメインマーケットが日本国内であること、最大のライバルであるトヨタヴィッツ(全長3940mm)やホンダフィット(同3995〜4090mm)と競合しやすいようサイズを近づけるという意図もあったようだ。

日産ノート(2020年)のリアビュー。
日産ノート(2020年)のリアビュー。    日産

スタイリングは、いわゆる2BOXのスタイルは踏襲しているが、大きく進化した。そのシルエットは、今年、概要が発表されて来年には発売が予定されているクロスオーバーSUVのEV(電気自動車)「アリア」とも一貫性を持った新しい日産デザインでまとめられている。

最近の日産車のアイデンティティであるフロントのVモーショングリルは、よりダイナミックなものとなった。そのグリルの中央には、新しい日産のブランドマークが国内市場向けモデルとしては初めて装着されている。

ヘッドランプはハロゲン式が標準装備だが、オプションで4連LEDのプロジェクターヘッドランプも設定され、コンパクトカーとは思えないほど精悍で近未来的な目つきとなる。

リアコンビランプは従来型から形状を一新、横長のデザインで間にガーニッシュ(NISSANのロゴ入り)も装着し、5ナンバーサイズに収まっている全幅(1695mm)とは思えないワイドさを強調している。

ボディカラーは11色に加え2トーンが2パターンと、計13のバリエーションを設定し、可愛い色を好む女性ユーザーからおとなしめの色を好むシニアユーザーまで、幅広く対応できそうだ。

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