【eパワー刷新】新型日産ノート、「エンジン始動回数」減る? トヨタのハイブリッド超える新感覚となるか

公開 : 2020.11.24 12:12  更新 : 2020.11.24 13:33

新世代日産を象徴する1台として、新型ノートが発表。やはり注目は第2世代eパワーです。第1世代との差について過去の走行体験を交えて解説します。

もくじ

新型ノート、新しい日産のシンボル
初代ノートeパワーの第一印象を回顧
衝撃の初体験から4年 新型ノートは?
「静かで滑らかに」日産は表現する

新型ノート、新しい日産のシンボル

text:Kenji Momota(桃田健史)

日産の新型ノートがついに登場した。

商品コンセプトは「コンパクトカーの常識を変える運転の快適さと楽しさが詰まった、先進コンパクト」である。

日産ノート(2020年)
日産ノート(2020年)    日産

日産関係者は商品プレゼンの中で「これまでノートなどコンパクトカーを、普段の生活での使い勝手などを考えると『どこか妥協して』所有していた人が多くいる。そうして意識を根本的に変えるクルマだ」と強調した。

そんな先進性とか、新しさという表現を最もわかりやすく具現化しているのが、第2世代eパワーだ。

周知の通り、eパワーという発想は「リーフ」で培ってきた電動パワートレイン技術と、ガソリン車の技術を融合させたものだ。

2016年11月に、2012年8月登場の第2世代ノート「ビッグマイナーチェンジ」としてeパワーが世界初採用された。

それにしても、ノートeパワーのインパクトは凄まじかった。

2017年(1〜12月)のコンパクトカー販売台数でトップ。さらに、2018年(1~12月)の販売台数は13万6324台となり、トヨタ・アクア(12万6561台)とプリウス(11万5462台)を抑えて第1位となった。

驚くことに、日産車が乗用車全体(登録車)での年間販売台数でトップに立ったのは日産史上初となる偉業だ。

ノートがここまで売れたのは、eパワーのおかげである。

そのeパワーが第2世代へ、どのように進化したのか?

初代ノートeパワーの第一印象を回顧

進化を知るために、原点に戻ってみよう。

2016年11月のeパワー発売の前、日産本社(神奈川県横浜市西区)で開催された同車のメディア向け試乗会。

日産ノートeパワー(2016年)
日産ノートeパワー(2016年)

車両基地となっている地下駐車場から屋外へ出るために、比較的勾配の強い坂道を登るのだが、そこでいきなりエンジンがかかった。

「あれ? このタイミングでもう……」

それが筆者(桃田健史)のeパワーに対する第一印象だった。

日産はeパワーについて「充電のいらない電気自動車の新しいかたち」という表現を使い、「エンジンは発電専用」としている。

この発電専用という言い回しだと、例えばBMW i3のような電池容量が大きなEVでも採用しているレンジエクステンダーを想像する。

だが、eパワーが搭載する電池パックの容量は1.5kwhであり、i3の42kwhと比べてかなり小さい。

またシステム構造を見ても、eパワーはレンジエクステンダーではなく、いわゆるシリーズハイブリッドに分類される。

クルマの電動化では、一般的な考え方として、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、EV、そして燃料電池車という順序で、エンジン車+モーターという構造から、モーター専用へと電動技術が拡大するイメージだ。

そうした概念の中で、「充電のいらない電気自動車の新しいかたち」というeパワーは独自の立ち位置にいる。

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