【後輪駆動にこだわるクーペ】新型BMW M2 プロトタイプ初目撃 3.0Lツインターボ搭載

公開 : 2021.03.01 06:05

FRにこだわるサーキットライクなM2

M部門は新型M2に多くの技術を投入している。前後サスペンション・ストラットタワー取り付けビーム、ダイナミック・エンジン・マウント、ワイド・トレッドなど剛性向上策が施される。

情報筋によると、新型M2は後輪駆動のみを導入し、サーキット走行に適したモデルとして売り込む計画だという。

新型BMW M2の完成予想図
新型BMW M2の完成予想図    AUTOCAR

「これはM2の独自性の一部であり、お客様がBMW Mに期待してきたものでもあります」

後輪駆動にこだわるという決定は、アウディRS3やメルセデスAMG A 45 Sのようなパフォーマンス・ハッチバックに支配されている市場において、M2に独自のセールスポイントを与えることになるだろう。

英国仕様は、ドイツ・ライプツィヒの工場で、2シリーズ・クーペやZ4と並行して組み立てられる予定。また、メキシコのサンルイス・ポトシの新工場では、最新の3シリーズと並んで、北米を含む他の市場向けに生産する計画もある。

AUTOCARは、最終的に4ドアのモデルが登場すると予想している。メルセデスAMG CLA 45や間もなく登場するアウディRS3セダンのライバルとなる「M2グランクーペ」は、M235iグランクーペの4気筒エンジンに高度なチューニングを施し、約400psを発揮する4輪駆動モデルとなるだろう。

このエンジンは、306psのM135iの上に位置する、史上最もパワフルな1シリーズにも移植されることになる。このモデルがどのような車名になるのかは明らかにされていない。「M1」の名は1978年に初の市販Mモデルに使用され、1Mは2011年に限定生産された1シリーズMクーペの愛称として広く使われていた。

1シリーズと2シリーズのMバージョンは、後輪駆動のM240iクーペの後継モデルを補完するものであり、BMWは今後も4気筒および6気筒のジュニア・パフォーマンス・カーの多様なラインナップを展開することになる。

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