【EVとハイブリッド登場】新型アウディA4 最上位は電動RSモデルか 2種類のプラットフォーム使い分け

公開 : 2021.05.26 06:05  更新 : 2021.07.08 13:04

ハイブリッドとEVで基本構造使い分け

新型A4のガソリンおよびディーゼル仕様に採用されるMLBプラットフォームには手が加えられ、14.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載できるようリア構造が変更される。このバッテリーは、新型A4のプラグイン・ハイブリッド仕様に搭載予定で、現行のQ5、A6、A7のプラグインモデルに搭載されているものと同じだ。また、ポルシェカイエンEハイブリッドやパナメーラEハイブリッドにも搭載されている。

詳細はまだ不明だが、現在の大型モデルに搭載されているバッテリーと同じものを使用することで、WLTPサイクルの電気走行距離は70km強となり、新型メルセデス・ベンツCクラスの電気走行距離(100km)に近づく可能性がある。

アウディA6 eトロン・コンセプト
アウディA6 eトロン・コンセプト    アウディ

MLBプラットフォームは48Vシステムにも対応し、A6、A7、A8、Q7、Q8に採用されているダイナミック・オール・ホイール・ステアリング・システムや、ソフトウェア部門が開発中のレベル2の自動運転機能などを採用することができる。

また、アウディとファーウェイが開発中の近距離通信機能も搭載される。これにより、給油や充電、通行料、駐車場、ドライブスルーでの食事などの各種サービスに対し、アプリを介して車内から非接触決済が可能になる。

AUTOCARは、新型A4には、現行モデルのアルミニウムを多用したマルチリンク式サスペンションの最新版が採用され、一部モデルにはアダプティブ・ダンピングが搭載されると予想している。これまでの推測では、リアにエアスプリングが装備されるとしていたが、これはA4 eトロン専用となる可能性がある。

主要なエンジンは、アウディが開発したターボチャージャー付き2.0L 4気筒EA888ガソリンユニットの第5世代だ。2008年に初めて導入されたこのエンジンは、新開発の燃料噴射システムやパティキュレート・フィルターシステムなど、多くの革新的な技術を用いて、厳しい新ユーロ7排出ガス規制に適合するように再設計されている。

7速デュアルクラッチまたは8速トルクコンバータ付きATとの組み合わせにより、最大限の燃費向上と排出ガスの低減を実現している。なお、現行の6速MTは、部品点数削減の一環として廃止される。

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