【なぜ?】待望の日産ノート・オーラ 販売店の「悩みのタネ」と化したワケ

公開 : 2021.08.04 05:45  更新 : 2021.10.13 12:12

発売までの間に強敵も登場

そしてもう1つ販売店が頭を抱えているのが、ライバル車種の登場だ。

新型ノートにするかノート・オーラにするか悩んでいたユーザーの中には当然ながら実車を見てから判断したいと考える層も存在する。

トヨタ・アクア(価格帯はやや異なるがノート・オーラを脅かす存在に)
トヨタアクア(価格帯はやや異なるがノート・オーラを脅かす存在に)    トヨタ

そんなユーザーがオーラの発売を待っている間に強力なライバルがデビューしてしまった。それが先日発売されたトヨタの新型アクアである。

車両本体価格こそノートの方がわずかに安いが、アクアにはノートではセットオプションとなるアダプティブクルーズコントロールが標準装備となるため、ある程度の装備を求めるユーザーにとってはむしろアクアの方が割安となってしまうのである。

さらに、ノートの売りであったアクセルペダルのオンオフで車速をコントロールすることができる「ワンペダルドライブ」と同等の「快感ペダル」がアクアにも備わったことで、ノートだけの魅力ではなくなってしまった点も悩みの種だとか。

販売店としては、ノート・オーラをノートからのクラスアップユーザーだけでなく、セフィーロやローレルといったミドルクラスのセダンを長く乗っているユーザー、輸入車からの乗り換え組、充電し放題がなくなってしまった旧型リーフユーザーなど、幅広い層にアプローチしたいと考えているというが、まずは1日も早い試乗車の配備が求められているようである。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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