【詳細データテスト】日産キャシュカイ 力不足のエンジン 一貫性のないステアリング 実用性は高水準

公開 : 2021.08.07 20:25

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

エントリーグレードのヴィシアはタッチ式ディスプレーすら備わらない簡素な仕様だが、アセンタ・プレミアムでは7.0インチ画面を、N-コネクタでは9.0インチ画面と12.3インチのデジタルドライバーディスプレイを装備する。どちらもタッチ操作が可能で、Android AutoとApple CarPlayも採用。上位機種のほうは、CarPlayがワイヤレスになる。

今回のテクナは、その画面が大きい上位機種のほうを搭載。レスポンスは満足いくもので、表示の下側にヴァーチャルな、ディスプレイの下に実体のショートカットボタンが多数用意されているおかげで、かなりイージーに操作できる。

装備内容や操作性には満足できる。ただし、センター画面のグラフィックが古臭いので、ナビもオーディオも積極的にスマホのミラーリングを活用したくなる。
装備内容や操作性には満足できる。ただし、センター画面のグラフィックが古臭いので、ナビもオーディオも積極的にスマホのミラーリングを活用したくなる。    LUC LACEY

ディスプレイはダッシュボードの上面に設置されているので、小さいながらも手を置く段ができている。走行中でも指先を安定させて、画面をタップすることが可能だ。

残念なのは、グラフィックが古臭いこと。ドライバーディスプレイことメーターパネルよりも、中央ディスプレイのほうにその傾向が強い。CarPlayもスマートフォンの充電もワイヤレスとなれば、車載のナビやオーディオにあまり必要性は見出せない。スマートフォンのミラーリングが十分によくできているのだから。

燈火類

もっともベーシックな仕様でも、LEDのオートライトを装し、テクナとテクナ+ではアダプティブ仕様となる。今回、性能をチェックする機会はなかった。

ステアリングとペダル

ペダル配置は理にかなったもので、十分なサイズのフットレストも備わる。ドライビングポジションはじつにみごとで、ステアリングコラムもシートも調整幅は広い。ランバーサポートや座面の傾斜調整もできる。

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