BMW電動ラインナップの先駆け

BMWは、電動SUVのiX3のマイナーチェンジを発表した。欧州では今年末に発売される予定だ。

これまでの初期生産仕様に代わり「Mスポーツ」と「Mスポーツ・プロ」が設定され、価格は約2000ポンド（約30万円）値下げして5万9730ポンド（910万円）からとなる。欧州での納車開始予定は今年の12月。

スタイリングも小変更が加えられた。メッシュパターンのフロントグリル、スリムなヘッドライト、下部エアインテークの拡大、新形状のエアカーテンなどが採用され、全体的にリフレッシュされた。

EVであることを示すブルーのトリム、クローズド・グリル、専用のホイールデザインなど、従来のX3との差別化要素は引き継がれている。

最大航続距離は460km

パワートレインなどに変更はなく、74kWhバッテリーによるWLTP航続距離は452～460kmで、最大150kWの充電に対応。わずか34分で80％の充電が可能だ。

リアに搭載されたモーターから286psと40kg-mを発生し、0-100km/h加速は6.8秒、最高速度は180km/hに達する。

ボディカラーは、ブラック、ホワイト、ブルー、グレーの4色から選ぶことができる。Mスポーツ、Mスポーツ・プロともに、19インチのブラックホイール、電動トランク、アダプティブ・サスペンション、ステアリングヒーター、パノラミック・サンルーフが標準装備されている。

6万2730ポンド（約960万円）の上位仕様であるMスポーツ・プロでは、ヘッドアップ・ディスプレイ、ハーマン・カードン製サラウンド・サウンドシステム、ジェスチャー・コントロール、自動ハイビーム機能付きヘッドライト、インテリアのコンフォート・アクセス・パッケージが追加される。

画像　BMW iX3がフェイスリフト【改良前やX3と写真で比較】　全90枚