アルピナB8グランクーペ 改良モデル欧州発表 新色追加、スクリーン大型化など仕様充実

公開 : 2022.02.02 06:05

先日改良されたBMW 8シリーズに続き、アルピナから旗艦モデルB8グランクーペの改良型が発表されました。

より優雅に、アグレッシブに

ドイツの自動車メーカーであるアルピナは、先日公開されたBMW 8シリーズの改良を受け、B8グランクーペの改良モデルを公開した。

改良前との最も明確な違いは、新しい「アイコン・グロー・イルミネーション」グリルの追加と、新デザインのエアインテークによりアグレッシブな外観を生み出していることだ。

アルピナB8グランクーペ
アルピナB8グランクーペ    アルピナ

また、BMWのパレットから新色を採用し、ポルティマオ・ブルー、サンレモ・グリーン、スカイスクレイパー・グレー、フローズン・ピュアグレー、フローズン・タンザナイト・ブルーがアルピナ専用色のブルーとグリーンに加わる。

インテリアでは、タッチスクリーンが改良前より2インチ拡大されて12.3インチに。半自動運転機能を導入したBMWドライビング・アシスタント・プロフェッショナルや、駐車アシスタントを標準装備している。

4.4L V8で最高速度323km/hを実現

パワートレインには変更がない。最高出力622psのツインターボ4.4L V8エンジンを搭載し、4輪にパワーを供給。0-100km/h加速3.4秒、最高速度323km/hを実現した。わずか2000rpmから81kg-mのトルクを発生するという。

トランスミッションは8速ATで、複数の走行モードが設定されている。「スポーツ」モードは高速走行用にシフトポイントを最適化し、「コンフォート」モードは回転数を低く抑える。また、マニュアルモードも用意されており、マットブラックのアルミ製シフトパドルでギアチェンジを操作することができる。

アルピナB8グランクーペ
アルピナB8グランクーペ    アルピナ

アルピナのステンレススチール製スポーツ・エグゾーストシステムや、ブランドの象徴である20本スポークの21インチホイールは引き続き採用されている。

B8グランクーペは現在、欧州で注文を受け付けており、5月に納車が開始される予定だ。日本での価格は未確認だが、ドイツでは16万2100ユーロ(約2090万円)からとなっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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