新型アストン マーティンV12ヴァンテージ ついに発表 最高出力700ps、限定333台はもう完売

公開 : 2022.03.17 18:45

0-97km/h加速3.4秒を誇る最上級の限定車。ヴァンテージ最後のV12搭載モデルが発表されました。

アストン最後のV12ヴァンテージ

アストン マーティンは、2シーター・スポーツクーペのヴァンテージの記念すべき最上級モデルとして、「V12ヴァンテージ」の名を復活させた。標準のV8モデルよりも大幅に向上した性能を誇る。

新型アストン マーティンV12ヴァンテージは、333台のみの限定生産モデルで、そのすべてが発表前に販売されたという。価格は26万5000ポンド(約4140万円)からと、既存のヴァンテージF1エディションより12万3000ポンド(約1920万円)高く設定されている。

アストン マーティンV12ヴァンテージ
アストン マーティンV12ヴァンテージ    アストン マーティン

V12エンジンを搭載するヴァンテージは史上3台目であり、最後でもある。

DB11やDBSと同じ5.2LツインターボV型12気筒エンジンを搭載し、最高出力700psと最大トルク76kg-mを発揮する専用チューニングを施した。0-97km/h加速3.4秒、最高速度320km/hに達する。

「エンジンはすべてのアストン マーティンの心臓部ですが、これほどまでに重要なものはありません」と、同社は述べている。

8速ATは標準のヴァンテージから引き継がれたが、より速いシフトタイムと「ドライバーとの対話」を実現するために再調整されている。

随所に軽量化の工夫 剛性アップも

アストン マーティンのCEOであるトビアス・ムアーズは、V12ヴァンテージは同社の「ヒーローカー」であり、この最新モデルはその名の最後にふさわしいものであると述べている。

「2007年に最初のV12ヴァンテージRSコンセプトが公開されたとき、世界中のお客様やファンの皆様は、当社の最も小さく最もスポーティなモデルに、最も大きなエンジンを搭載するというアイデアを気に入ってくださいました。このレシピは長年にわたって改良され、大きな成功を収めてきましたが、本質は変わっていません」

アストン マーティンV12ヴァンテージ
アストン マーティンV12ヴァンテージ    アストン マーティン

「そして今、この血統にピリオドを打つときが来ました。それは、これまでで最も壮大にして、最も速く、最もパワフルで、最もダイナミックなV12ヴァンテージです」

標準のヴァンテージとの違いは、エンジンにとどまらない。パワーアップに伴い、根本的に再設計され、デザインを一新した。

フロントバンパー、ボンネット、ウィング、シル、リアバンパー、デッキリッドにカーボンファイバーを使用したほか、バッテリーと排気システムの軽量化によって、大型エンジンの重量を相殺しようとしている。

車重はおよそ1795kgで、標準モデルより165kgほど重くなっているものの、パワーウエイトレシオ(出力重量比)は1トンあたり390psと、20%向上しているという。

サスペンションのスプリングレートはフロントで50%、リアで40%アップし、トップマウントは13%、アンチロールバーはフロントで5%硬くなった(リアは41%柔らかくなっている)。ボディは、ストラットブレースと燃料タンクブレースをリアに追加し、8%の剛性アップを実現した。

ステアリングシステムの調整を行い、よりシャープな旋回性能を実現。また、軽量で耐久性の高いカーボンセラミックブレーキにより、制動力を高めると同時に23kgの軽量化に成功したという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

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