日本にも! 「GRスープラ」、MT派に6速マニュアル車 タンカラー内装も

公開 : 2022.04.28 13:03  更新 : 2022.07.28 18:05

トヨタが、GRスープラに6速MT車の追加を発表。一部改良も行われ、シャシーがアップデートされます。内装のニュースも。

RZグレード MT仕様を追加

トヨタ・ガズーレーシング(TGR)が、スープラの一部改良を発表した。

注目点は、ハイパワーエンジンに合わせた6速マニュアル・トランスミッションを新開発したこと。3つのグレードのうち、最上位の「RZ」グレードだけに新設定される。

改良新型GRスープラ(欧州仕様プロトタイプ)
改良新型GRスープラ(欧州仕様プロトタイプ)    トヨタ

MT車のシフトノブは球体形状にこだわり、どの方向からも握りやすい形に。ノブトップにはGRロゴを配してスポーティなイメージを演出している。

また、コンピューターがドライバーのクラッチ/シフト操作に合わせてエンジン回転数を最適に制御するiMTを採用。

シフト操作時には自動ブリッピングし、「スムーズで気持ちの良いスポーツ走行」を楽しめる。

面白いのはサウンドの演出。MT専用の室内サウンドチューニングにより、加速時の盛り上がりを提供するという。

それ以外の改良内容は以下のとおりだ。

シャシーはどう変わる?

まずは、全グレードのステアリング、足回りの改良。

AVS(Adaptive Variable Suspension)の制御や、アブソーバーの減衰特性チューニングにより、ロールバランス、乗り心地を向上させた。

改良新型GRスープラ(欧州仕様プロトタイプ)
改良新型GRスープラ(欧州仕様プロトタイプ)    トヨタ

また、スタビライザーブッシュの特性変更により、操舵初期の応答性も高めている。

シャシー制御系(AVS、EPS、VSC)の見直しも行い、操舵フィーリング、限界域でのコントロール性をアップデートさせた。

他のGRモデルとの統一感を高めたのも新しい試み。

新意匠の鍛造19インチ・ホイールを「RZ」に採用。GRヤリス、GR86と統一性を持たせつつ、スポーク形状や断面形状を見直すことで、軽量化・高剛性化を両立し、性能向上と機能美を追求している。

1本あたり1.2kgの軽量化により、バネ下重量軽減による乗り心地・操縦安定性の向上に貢献。プレミアムチタン・ダークシルバーの新塗装でレーシーな装いだ。

内装/ボディカラー/日本発売について

また、ボディカラーと内装に新たな選択肢が加わった。

外板色として「RZ」「SZ-R」グレードに「ボルカニック・アッシュグレーメタリック」「ドーンブルーメタリック」を新設定するとともに、「RZ」に台数限定で新色の「マット・アバランチホワイトメタリック」を設定。

改良新型GRスープラRZの内装(北米仕様プロトタイプ)
改良新型GRスープラRZの内装(北米仕様プロトタイプ)    トヨタ

その「RZ」にはメーカーオプションとして、タンカラー内装を採用する。

「RZ」「SZ-R」については音響面にも手が加わり、JBLプレミアム・サウンドシステムのサウンドチューニングを最適化。音質を向上させている。

MT車を含む改良型スープラは、2022年夏頃より商談受付を開始し、同年秋頃から日本のカスタマーに届けていくという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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