新型ルノー5 レトロな小型EV、プロトタイプ一般公開 低価格路線で2024年発売予定

公開 : 2022.06.24 06:05

ルノー5の歴史

1972年に発売された初代ルノー5は、フランスの小型車市場でルノー4シトロエン2CVの間の大きなギャップを埋めるモデルとして開発された。ルノーのエンジニアには、フランスの自動車購入者の幅広いニーズを満たす小型車の開発が求められた。

最終的には、デザイナーのミシェル・ブエが描いたオリジナルのスケッチに近いデザインが採用され、当時としては少し型破りなものとなった。ルノー4とルノー6のコンポーネントを多く使用し、前輪駆動で2種類のエンジンから選択できた。

初代ルノー5
初代ルノー5

5は大ヒットし、1980年には世界で最も売れたクルマの1つとなった。1976年には、世界初の本格的なホットハッチであるルノー5アルピーヌ(5ゴルディーニとも呼ばれる)も誕生した。

1980年には、ミドシップのターボエンジンを搭載したカルト的なラリーカー、R5ターボが登場した。

1984年に発売された第2世代の5ではエクステリアを一新。新しいプラットフォームを採用したシュペールサンクとして知られている。1990年にクリオに跡を継がせたが、1996年まで一部の市場で販売されていた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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