ハンパない未来感 ランボルギーニ・ウラカンSTOタイムチェイサー 前衛的アーティストが祝う60周年

公開 : 2023.02.21 20:32  更新 : 2023.02.23 13:30

日本で、ランボルギーニの創業60周年イベントが始まりました。まずは、「ウラカンSTOタイムチェイサー」の登場です。

日本で祝う60周年 IKEUCHI HIROTOとコラボ

先日ランボルギーニの公式Twitterに、日本を舞台にしたショートムービーが掲載された。

前衛的な造形作家として知られる「IKEUCHI HIROTO」の声と、東京の街の様子が収められている。

「ウラカンSTOタイムチェイサー111100」のお披露目に登壇したヴィンケルマンCEO。111100は、60周年の60を2進数で表したもの。
ウラカンSTOタイムチェイサー111100」のお披露目に登壇したヴィンケルマンCEO。111100は、60周年の60を2進数で表したもの。    池之平昌信

映像の最後に出てくる、「ウラカンSTOタイムチェイサー111100」という見慣れないモデル名は何を意味するのだろう?

その答えが今日、東京都内で明らかになった。

今年、ランボルギーニは創業60周年を迎えた。その記念すべき年を、ここ日本で祝うイベントが始まる。

第1弾が、IKEUCHI HIROTOとのコラボレーションだ。

1台だけの限定車 サイバーパンクの世界観で

60周年記念のコアメッセージである「The future began in 1963」を受けて、2つのプロジェクトが公開されたのである。

写真のウラカンがそのうちの1つ、「ウラカンSTOタイムチェイサー111100」。

ランボルギーニのパーソナライズ・プログラム「アドペルソナム」で手に入る外装色や、デカールによるカスタムで仕立てた1台だけの限定車。
ランボルギーニのパーソナライズ・プログラム「アドペルソナム」で手に入る外装色や、デカールによるカスタムで仕立てた1台だけの限定車。    池之平昌信

サイバーパンク・フューチャリストの異名を持つIKEUCHI氏のテーマである“サイバネティクス”と、ランボの60年の歴史、時代の先端を進み“過去のルールを打ち破る創造的表現”という共通の価値を形にしたもの。

1台だけの限定車として販売される。

ランボルギーニのファンにとって嬉しいのは、カウンタック25thアニバーサリー、ディアブロSE30、ムルシエラゴ40thアニバーサリー、アヴェンタドールLP720 4 50thアニバーサリーといった記念モデル達から、オリジナルのパーツや要素を用いて制作されたという猛牛のDNAが息づいていること。

お披露目会に登壇したランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOは、「60周年という記念すべき年に、IKEUCHI氏と一緒にこの作品を発表できてたいへん誇りに思います。タイムチェイサー111100は、伝統と革新、過去と未来を真に調和させ、ランボルギーニの価値観を完璧に体現しています。60周年という節目に、ランボルギーニはこれからも大胆で型破りなブランドとして、挑戦を絶やすことなく成長し続けると約束します」というメッセージを情熱的に語った。

まだまだ続く、創業60周年のイベント

そしてもう1つが、アート作品の「タイムゲイザー」。

“ランボルギーニの進化”というレンズを通して、過去から未来へ続くIKEUCHI氏のビジョンを凝縮したアートピースだ。こちらもミウラを始めとしたランボルギーニのオリジナルパーツを用いて制作された。

同時発表された「タイムゲイザー」は、造形作家であるIKEUCHI氏のビジョンを形にしたアートワーク。
同時発表された「タイムゲイザー」は、造形作家であるIKEUCHI氏のビジョンを形にしたアートワーク。    池之平昌信

IKEUCHI氏がランボルギーニの未来を描いたサイバー・インダストリアルな世界。皆様の目にはどう映るだろうか?

なおランボルギーニは今週、60周年を祝うイベントを日本で連続開催していくというから、新しい情報が入り次第ご紹介していこう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

ランボルギーニ創業60周年の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

ランボルギーニ ウラカンの人気画像