フェラーリ・ブランチ2023 フェラリスティ伝統のイベント 812コンペティツィオーネなど140台のフェラーリが御殿場に集結

公開 : 2023.04.23 17:05

愛車を前にしての歓談があるのみ

フェラーリ・ブランチの特徴は、特別なプログラムがないことだ。ガーデンに愛車を駐め、開会セレモニーがある以外は参加者同士の歓談がメインとなるのが伝統なのである。

開会セレモニーではFOCJの川崎会長による開催挨拶に続き、今後のクラブイベントのスケジュールが説明された。

ブランチのためにフェラーリ・ジャパンのフェデリコ・パストレッリ社長が来場した。
ブランチのためにフェラーリ・ジャパンのフェデリコ・パストレッリ社長が来場した。
    上野和秀

続いてブランチのために参加したフェラーリ・ジャパンのフェデリコ・パストレッリ社長からは、オーナーへの謝辞と6月に開かれるフェラーリ・レーシング・デイズの案内がなされた。

参加者は旧知のメンバーと歓談し、同じモデルを所有するオーナーと情報交換して見識を深め、意中のモデルをチェック。ガーデンではクルマを囲んで話に花を咲かせていた。

今年のニュースは、イベント名の由来となる『ブランチ』が復活したことだ。コロナ禍の影響でこの2年はドリンクサービスだけだったが、3年ぶりに復活しBBQやクレープなどがふるまわれた。

ゆったり、まったりとした時間が流れ、オーナー同士の親睦を主とするフェラーリ・ブランチは、スタートした当時と変わらぬ暖かな空気がそのまま受け継がれていた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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