クルマ漬けの毎日から

2024.09.26

エイドリアン・ニューウェイ独占インタビュー、直前までハラハラ【クロプリー編集長コラム】

インタビュー翌日:シルバーストンの記者会見

シルバーストンにあるアストン マーティンF1チームの本部を初訪問。この素晴らしい本部は最近リノベーションされ、その最終仕上げは1週間前に行なわれたばかりという。ここで5分も話を聞けば、ローレンス・ストロール会長の大きな野心について、最低限必要なすべてを知ることができる。

ストロール会長はまずニューウェイを紹介した。それから、ある質問に答えて「設計エンジニアに年3000万ポンド(約57億円)支払うことについては、私たちのこれからの関係を考えれば比較的安いものだと思っています」と言った。この発言は、ニューウェイにとって大きなプレッシャーにちがいない。

ところで、この日スポットライトは当たらなかったが、アストンの将来にとってやはり重要な人物が、私たち報道陣に混じって会場で静かに座っていた。その名は、新CEOのエイドリアン・ホールマーク。

ホールマークは前職のベントレーを離れたのちの待機期間を終え、CEOとしてアストンで実際に職務を開始してまだ2週目。何も訊かないのも失礼にあたると思い、「これまでのところ、いかがですか?」とお決まりの質問をしてみたところ、新CEOは「非公式に答えることはできますよ」と返事をしてくれた。

新CEOがこの会社の決定、およびプロダクトラインナップと施設に良い印象を持っていることはまちがいない。しかしながら、彼の前職でそうであったように、アストンでも販売とマーケティングの両面でやるべき仕事があると語った。

ホールマーク新CEO、エイドリアン・ニューウェイ、さらにはホンダのF1パワーユニットがアストンに集結することで、アストンの公道とサーキットの両方に明るい未来が見えていることはまちがいない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。

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