クルマ漬けの毎日から
2026.03.23
ボルボの本拠地(スウェーデンのイェーテボリ)を訪ね、EVの新型SUV『EX60』に試乗。新しいR&Dセンターを見学し、「ワールド・オブ・ボルボ」も訪問しました。

ボルボ本拠地で3泊4日の取材 新型『EX60』にも試乗!【クロプリー編集長コラム】
もくじ
ー 1日目:スウェーデン イェーテボリ到着
ー 2日目:新R&Dセンターとワールド・オブ・ボルボ
ー 3日目:新型EX60に助手席試乗
1日目:スウェーデン イェーテボリ到着
ボルボの本拠地、スウェーデンのイェーテボリに到着した。今回の目的は、ボルボの新型『EX60』に試乗すること。
新型EX60は中型SUVのEVで、 BMWのノイエクラッセの新型『iX3』、メルセデス・ベンツの新型『GLC with EQ テクノロジー』に直接挑むことになる。
ボルボEX60は完全な新型車で、モーター、バッテリー、プラットフォーム、サスペンション、電子アーキテクチャのすべてがまったくの新設計となっている。またそのほとんどが、ボルボの施設内で開発されたものだ。

いまEVのSUVを買おうと計画中のクルマ好きの人たちには選択肢が広がっており、素晴らしいことだと思わずにはいられない。
大手自動車メーカーが、全く新しい設計と思想に基づき、過去の技術に縛られない新型モデルを投入することはめったにない。だがいま、そういう新型が3つのメーカーからほぼ同時に誕生しているのだ。
いずれAUTOCARが比較テストする時が来たら、ページを惜しまず、たっぷりとお伝えしたい。
2日目:新R&Dセンターとワールド・オブ・ボルボ
総額2億5000万ポンド(約525億円)を投じて建設されたボルボの新しい「ソフトウェア工場」(R&Dセンターのこと)の見学は、極めて意義あるものだった。
この施設が生み出すソフトや技術は、新型EX60でも非常に大きな役割を果たしている。しかも私たちがここを訪れたまさにその週、2020年以降に生産されたボルボのうち250万台という膨大な台数に、この新施設はOTA(無線)でアップデートを提供している。
新R&Dセンターは、ボルボにとって大きな転換点になるとボルボの人たちは言う。近年製造されたクルマは、ソフトウェアとエレクトロニクスの不具合がしばしば報道されてきた。だが、これからは問題が発生した場合、この施設がすべての責任を引き受け、根本的に解決していくとエンジニアたちは強調している。

この日の夜は和やかな雰囲気のなか、「ワールド・オブ・ボルボ」で美味しいディナーを楽しんだ。
「ワールド・オブ・ボルボ」というのは、スウェーデン第2の都市(イェーテボリ)につくられた、美しいデザインの現代的な木造建築で、ボルボの魅力を楽しめるブランドセンターのこと。
嬉しいことに私は、ボルボ・カーズ・ヘリテージの責任者を務めるハンス・ヘドベリ氏の隣に座る幸運に恵まれた。かつて自動車ジャーナリストだったハンスの登場で、その場は即座に本格的な「クルママニアの夜の会」になった。
ヘリテージ部門の責任者である彼は、1階に見事に展示されたボルボの乗用車、トラック、バス、レーシングカーの学芸員でもある。
私たちは食事のテーブルを離れ、ハンスとともににわかに館内ツアーに出かけた。展示車を見て回りながら、ハンスはボルボの99年の歴史(現在も進行中)で起きた、少し変わった面白いエピソードをいくつも話してくれた。
来年彼には、すでに着手している大きな仕事が待っている。それは、ボルボの100周年を祝う記念行事を取り仕切ることだが、そのなかにはイェーテボリを巡るパレードも含まれている。






















































































