[ABARTH 70周年]嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595

長期テスト マクラーレン720S(1) 通勤もこなすスーパーカー

2019.04.27

100字サマリー

性能は折り紙付きのマクラーレン720S。快適性を重視したオプションを選択し、日常の道具としても優れているか試します。慣らし中で、しかもスタッドレスタイヤを履いているため走りはこれからですが、乗降性や操作系の使いやすさを評価しています。

もくじ

スーパーカーと日常をともにする
スーパーカーと日常をともにする
オプションは控えめに
エルゴノミクスに満足 慣らしはこれから
テスト車について
テストの記録

スーパーカーと日常をともにする

真のスーパーカー、最近ではハイパーカーと呼ばれるマシンの数々を走らせ、この紙面でインプレッションを伝え続けた30年間はとても幸せなものだった。

だが、満足できない部分もある。クルマのために数千万円の資金はとても用意できないので、たとえロードテストでどれだけ良いクルマだと分かっても、生活を共にした時のことは決して分からない。


だからこそ、今オーロラブルーのマクラーレン720Sが家のそばにあるのだ。これから6カ月にわたって、スーパーカーのもうひとつの面を探る予定だ。もちろん峠やサーキットにも連れ出すが、感想は正直想像がつく。光り輝き、乗れたことを感謝するような体験だろうが、私のような幸福なレポーターなら既に知っている通りだ。

私が興味があるのは別の面だ。これに関してはどのような結果になるかほとんど想像がつかない。このモデルに対する注目をどのように感じるだろうか。渋滞や長時間の巡航の後の疲れはどのようなものだろうか。どこにクルマを止めるべきなのだろうか。今は全幅や高いホイールへのダメージが気がかりだが、これにもそのうち慣れるのだろうか。

何より、この高いポテンシャルをどれくらい使うことができるだろうか。ほとんどいつだってどこだって追い越しが可能で、すぐに先の集団に追いついてしまうのだろうか。個人的には、言葉にできないほど720Sとの時間を楽しみにしているが、プロとしても魅力的な時間なのは間違いない。

 
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