生まれながらに完全無欠? 熟成不要な18台 後編

公開 : 2019.04.27 18:50  更新 : 2021.02.17 17:44

後編では、ホモロゲーションモデルとして登場し、いまやブランドを代表するモデルとなったあのクルマや、英国版AUTOCARお気に入りのブルーオーバルの2台、さらには、英国名門スポーツカーブランド復活の立役者となったモデルとともに、日本が誇るラリーカーも登場します。

BMW E30 M3

E30 M3は、BMWが欧州ツーリングカー選手権への出場資格を得るために登場したホモロゲーション・スペシャルだとされており、それがこのクルマを特別な存在にもしているが、このクルマの真に偉大な点は誕生した瞬間から完全無欠のモデルだったことだ。

そのハンドリングバランスと落ち着き、そしてスピードとが見事な調和を見せ、迫力あるブリスターフェンダーとリアウイングを纏ったボディデザインはいまも何ら色褪せない。

E30 M3ではその後も改良が続けられたが、オリジナルの優れた点が失われることはなく、さらなるホモロゲーション取得か、BMWのレースシーンでの活躍を記念するためだけに生産が行われている。

現在でも高く評価されていることが、1986年当時のこのクルマの正しさを証明している。

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