[ABARTH 70周年]嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595

エンジンは720S譲り ラゲッジスペースは570L マクラーレンGTに試乗

2019.09.21

100字サマリー

マクラーレンのラインナップの中で最もユーザーフレンドリーな、グランドツアラーを冠した「GT」がデビューしました。その仕上がりは、名前以上にグランドツアラーなものですが、スーパーカーらしさも残っているようです。フランス・ニースで評価しました。

もくじ

570GTに置き換わるグランドツアラー
60%に及ぶ新設計部品と720S譲りのエンジン
スーパーカーのように身軽なコーナリング
2+2のマクラーレンに向けた一歩
マクラーレンGTのスペック

570GTに置き換わるグランドツアラー

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

マクラーレンによれば、ニューモデルの「GT」は、軽量でダイナミックで、マクラーレンらしい新種のグランドツアラーだという。良質でも、最高という領域までには届いていなかった570GTに置き換わるモデル。しかも570Sよりも豪華で俊足で実用的。顧客からの要望を受けて誕生したのが、マクラーレンGTとなる。

570GTよりも柔らかくなり、デザインが新しくなり、名前が変わっただけではない。独自のカーボンファイバー・モノセルを採用し、ボディ自体が専用となったほか、エンジンは720Sにも採用されている4.0LのV8ターボを搭載。ターボは小径なものになり、ピストンは高圧縮化されている。

マクラーレンGT
マクラーレンGT

サスペンションも、720Sに開発されたプロアクティブ・シャシー・コントロールと呼ばれる電子制御の油圧システムを導入。ステアリングやブレーキ、スタビリティ・コントロールも専用セッティングとなったほか、タイヤも濡れた路面でのグリップ力を高めた、新コンパウンドのピレリPゼロを装着する。

エンジンの搭載位置は、ラゲッジスペースを広くする目的もあってさらに低くなり、段差を超えるときなどに有用なノーズリフト機能も付く。メルセデス・ベンツCクラスと変わらない素振りで、スピードバンプ(速度抑制用のコブ)を超えることができる。車内には先代よりも5倍も高速化された、新しいデジタルインスツルメントとナビゲーションも装備された。

 
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