フォルクスワーゲン、英国での『ゴルフ』ディーゼル販売終了 ますます少数派へ 市場シェアは事実上ほぼ消滅
公開 : 2026.07.03 07:25
フォルクスワーゲンUKが50年の歴史を持つディーゼル仕様の『ゴルフ』の販売を終了しました。英国ではディーゼル車の選択肢が限られ、もはや消滅寸前。現在はPHEVなどの電動モデルに取って代わられています。
かつては主力だったディーゼル車
フォルクスワーゲンが、英国における『ゴルフ』のディーゼルエンジン搭載モデルの販売を終了すると発表した。欧州地域のディーゼル車は消滅にまた一歩近づいた。
ゴルフは、ディーゼルエンジンを搭載した初期の普及車の1つだった。1976年、初代モデル発売からわずか2年後に、パワートレインの選択肢として初めて導入された。英国の多くの人々にとってゴルフは、やや騒がしいものの、燃費の良いディーゼルエンジンを初めて体験したクルマとなった。

ゴルフは、英国の人気ディーゼル車として常に販売上位に輝いていた。フリート市場(社用車やレンタカーなど)では主力モデルであり、その燃費性能、税制優遇につながる低CO2排出量、そして力強い走行性能が好評を博してきた。2015年に社用車として納車されたゴルフの10台中8台以上がディーゼル車だった。
しかし、フォルクスワーゲンがAUTOCARへの声明で明らかにしたように、このモデルは英国から姿を消すことになった。
「フォルクスワーゲンUKはお客様の需要を継続的に評価しており、今回のケースでは、絶大な人気を誇るゴルフモデルにおいて、ガソリン車の拡充と今後登場するハイブリッド・パワートレインに注力することを決定しました」と同社は述べている。
英国での市場シェアは低迷
2015年末に発覚した排出ガス不正スキャンダルにより、フォルクスワーゲンがディーゼル車の衰退に火をつけたと言えるかもしれないが、フォルクスワーゲン・グループ全体としてはディーゼル車販売で主導権を手放したことはなく、今年欧州で販売されたディーゼル車の10台中4台を占めている。
しかし、英国はドイツやイタリアといった他の欧州諸国よりも早く、ディーゼル車と決別することになった。英国自動車製造販売者協会(SMMT)の統計によると、1月から5月までの英国におけるディーゼル車の販売台数は4万4449台で、前年同期比で7%減少。全体のわずか4.8%となった。

かつてビジネスドライバーに人気があったディーゼル仕様のゴルフだが、今年に入ってから英国でのゴルフ全体の販売台数に占める割合はわずか5.5%にとどまっている。フォルクスワーゲンが声明で述べたように、電動パワートレインがディーゼルに取って代わっているのだ。新型のフルハイブリッド仕様は今冬に発表され、マイルドハイブリッド、PHEV、ガソリンモデルと並んで販売される予定だ。
ディーゼルエンジンは、アウトバーンを疾走するドイツの消費者の間で依然として人気があり、欧州大陸側では引き続き販売される。


































