フランクフルトショー 見逃しは損? 隠れたお宝たち(前編)

公開 : 2017.09.17 18:40

モーターショー会場は、華やかなコンセプトカーや新型車以外にも、探せばおもしろいものがゴロゴロ転がっているものです。そんなお宝の数々を、前後編に分けてご紹介。まずは懐かしのクルマを中心に、変わり種を織り交ぜてお見せしましょう。

トランスポート・パンツァー・フックス


1979年にダイムラーによって開発されたパンツァーは、現在はラインメタル・マン社の軍用車輌部門によって生産されており、1,236台がドイツ軍で活躍している。車重は17トンで、動力は324psのメルセデス製V8ディーゼルエンジン。最高速度は105km/h。核兵器や化学兵器が用いられる戦争下での偵察車両として設計されている。これを見るのは今回限りにしたいところだ。

メルセデス・ベンツ600プルマン・リムジン


独裁者は何を思うか。このゴージャスな獣は、ショー会場で購入可能だった。価格は€149万で、場合によっては購入に多額の現金を略奪でもしてくる必要があるだろう。独裁者ではなくとも、変わり者のミリオネアなら購入可能かもしれない。自身の自己陶酔的な性格を、友人に知ってもらうのには丁度よい1台かもしれない。

マイクロリノ


コンセプトは「都市交通を変えよう」。都市部の交通量を減らす解決策として、このような小さなクルマにシフトする必要性を示唆している。心の中には、モーターショーに展示されている魅力的で威厳のある花形のクルマを手に入れたいという気持ちがあるが、十分理解できるものだ。8kWhのバッテリーを搭載したモデルの航続距離は120km、大容量の14.4kWhのモデルは215kmの航続距離を確保。最高速度は90km/hだ。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像