インディ500優勝者、マクラーレンのチーフ・テスターに セナ開発も

公開 : 2018.05.25 17:10

スウェーデン出身のレーシングドライバー、ケニー・ブラックがマクラーレンのチーフ・テストドライバーに就任しました。マクラーレンのニューモデル開発はブラックが鍵を握ることになります。現在52歳。1998年のインディカーや1999年のインディ500で優勝を収めました。

もくじ

インディ・チャンピオン テストドライバーとしての経験も
発ドライバーとしての才能も マクラーレンの思想を体現

インディ・チャンピオン テストドライバーとしての経験も

52歳のケニー・ブラックは、1998年のインディカーや1999年のインディ500で優勝を収めたこともある、才能あるドライバーだ。

最近では、ドライバー・コンサルタントとしてマクラーレン720Sやセナの開発に関わっていたが、この度フルタイムでマクラーレンのニューモデル開発に従事することになった。

マクラーレンが言うには、ブラックは前述モデルの開発に「不可欠」の存在で、すでに「未発表のニューモデル」開発にも携わっている。

ブラックはカーレースに関わって35年になり、アローズでのF1テストドライバーとしての経験もある。もっと最近では、グッドウッド・リバイバルでも複数の勝利を収めている。

「チーフ・テストドライバーとしてケニー・ブラックをリクルートするのは、マクラーレン・オートモーティブにとって現実的な案でした。また、マクラーレンの最大の魅力は素晴らしい動的性能にあり、これをわれわれが提供する新世代のラグジュアリー・スポーツカーやスーパーカーでも確実に体現していくには最善の一手でした」マクラーレン最高執行責任者のジェンス・ラッドマンは語る。

開発ドライバーとしての才能も マクラーレンの思想を体現

「ケニーの記録は、一流のレーシングドライバーとして並外れた才能を持っていることを物語っています。しかし、わたしは、彼の開発ドライバーとしての才能はさらに素晴らしいものだと信じていますし、この才能を持ってすれば、マクラーレンの思想を体現するモデルを開発するチームリーダーとして、理想的な仕事をしてくれると思っています」

ブラックは、前任のマクラーレン・チーフ・テストドライバーで、2017年末にアストン マーティンに移籍したクリス・グッドウィンの仕事を引き継ぐ。

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