マクラーレン・セナ チーフエンジニアに訊く 日本市場/SUV/ハイブリッド

公開 : 2018.05.24 07:40

マクラーレン・セナのチーフエンジニア、「ダン・パリー・ウイリアムズ」が来日しました。同社の今、そして将来について直撃インタビュー。日本市場、将来のハイブリッド計画、SUVモデルについて一問一答でご紹介しましょう。

text & photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

もくじ

「今後は、ハイブリッドの方向に」
マクラーレンの生産台数 上限は?
SUVを作る可能性は?

「今後は、ハイブリッドの方向に」

・AUTOCAR(以下AC)
セナという名前は日本で特別な意味を持っています。日本のカスタマーから声が届いていますか?

・D.P.ウイリアムズ
日本人にとってセナという名前が大きな意味を持っていることは認識しています。恐らく日本の方々はセナのレースに対する姿勢に共感されていたと思います。勝つことに情熱的でしたし、彼は「わたしは2位になるために生まれたのではなく、勝つために生まれたのだ」と語っていました。こうした姿勢が日本人の心に共鳴して支持されてきたと思います。


・AC
セナにハイブリッド・アシストを搭載しなかった理由をお聞かせください。

・D.P.ウイリアムズ
セナをデザインするにあたって最大の目的としたのは、最高の運動性能を獲得するために優れたパワー・ウェイト・レシオを実現することでした。現行のハイブリッド・システムは追加のパワーを得ることができますが、パワー・ウェイト・レシオの向上=軽量化が難しいためセナには採用しませんでした。軽量なハイブリッド・コンポーネンツができればその限りではありません。
 

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