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2019.04.24

アウディTT、絶滅危機 廃止による損失を再考察するべき 英国編集部

編集部より

アウディTTが絶滅の危機に瀕しています。2022年までは存続しますが、それが最後になる可能性が高いようです。ニッチな市場に商機を見出したアウディは、これまで3世代のTTをリリースしてきました。TTが廃止されることで、アウディは大きなものを失うでしょう。

もくじ

衝撃だった初代アウディTT
ニッチに商機を見出したアウディ
活況を呈している小型クーペ市場
TTの廃止でアウディが失うもの

衝撃だった初代アウディTT

初めてアウディTTを運転したときのことを今でも覚えている。それが特に興奮するようなドライブだったからではない。どこか素晴らしい場所へ出掛けたからでもない。実際、スコットランドへ北上したわけでもなければ、ルート66を横断したわけでもない。というか、どこへ行ったのか、それがいつだったのか、どのくらいかかったのかも、はっきりと思い出せない。

しかし、TTのファンタスティックな、没入型のインテリアに、思わず歓声を上げたことは、はっきりと覚えている。四角く切り取ったような視界。高いウインドウラインによって包まれるような居心地。舷窓のようなエアベントや、アルミニウムのプレート(本物のアルミではなく、おそらくアルミ調だと思われるが)。構造体を見せるような素晴らしいデザイン。それらから受ける工業的かつ海洋的なインスピレーション。

思い出してほしい。当時のアウディのラインナップは、A3、A4、A6、A8で構成されていた。見た目が悪いクルマはない。初代A4(1994年)は興味深いものを感じさせたし、1998年のA6は非常にエレガントなクルマだった。わたしが最初に思い出すのは、ルーフに装備されていた小さな赤いアンビエント照明が、インテリアを暖かな光で照らしていたこと。まさに好ましい悪夢とでもいうような。しかし、TTにはそんなものが一切なかった。

 
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