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AUTOCARアワード2019 エンジニアリング部門 アンドレアス・プロイニンガー/ポルシェ

2019.06.02

100字サマリー

今年のムンディ賞(エンジニアリング部門)はポルシェGTモデルの責任者であるアンドレアス・プロイニンガーに贈られます。わずか18歳で初めて911のステアリングを握ったときの情熱そのままに、数々のGTモデルを送り出してきた彼にとって、スポーツカーとは永遠の存在のようです。

もくじ

少年の夢 変わらぬ情熱
成功の秘密 最後に残るのはスポーツカー

少年の夢 変わらぬ情熱

ポルシェのGTカー部門を率いるアンドレアス・プロイニンガーほど、ポルシェの魅力を上手く伝えることのできるものはいないだろう。プロイニンガーの少年時代、彼の部屋の壁を飾っていたのは、1973年式911 2.7カレラRSのポスターであり、運転免許を取得してわずか2カ月後、18歳の時に、彼は初めて911のステアリングを握っている。

「知り合いのなかに新車で911 3.2カレラを購入したひとがいたのです」と彼は言う。「それまで見たなかで、もっとも美しい911でした。オーナーがこのクルマのキーを渡してくれたときには、本当に驚きました。まさに夢がかなった瞬間です。午後、友人と一緒にこの911を借り出したのですが、233psのパワーはまさに別世界でした。加速やハンドリング、そしてサウンドのすべてが信じられないものだったんです」

「つねに911は好きなクルマでしたが、あの瞬間、911に魅了されてしまったんです。その後、数週間は何も手につきませんでした」

彼の情熱はいまの変わることはなく続いている。その証拠が、彼がGT部門のトップとして手掛けた20台の特別なモデルたちであり、そのなかには、英国版Autocarお気に入りの3.6ℓエンジンを積んだ997 GT3 RSや911 R、さらには、最近公開された911スピードスターといったモデルが含まれている。

まさに、こうしたモデルを生み出したことで、プロイニンガーは今年のムンディアワード・フォー・エンジニアリングを受賞することになったのだが、こうしたモデルに対する称賛にもかかわらず、彼は謙虚さを失わない。

彼は、自分が手掛けていないカレラGTを自身のお気に入りだと言う。「このクルマこそが、その圧倒的な存在感によって、個人的には最高のスーパーカーです。独特のサウンドと、最高のV10エンジンなど、最高の組み合わせを持ったクルマです」

「もし、誰かに1台を選べと言われれば、カレラGTの名を上げるでしょう」

 
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