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2019.06.29

世界を股にかけるスーパーカーの「運び屋」 仕事の極意 仕事より大切なこと

編集部より

数千万円から数億円にもなるスーパーカーを運ぶトランスポーターの仕事に密着しました。クルマを傷つけないことはもちろん、自分の身の安全にも注意しなければなりません。操作方法が独特なクルマも多く、気をつけなければならない点が多数あるようです。

もくじ

過去の経験から学んだこと
シルバーストンにマシンを運ぶ
リスクの分散も重要
安全に運ぶ秘訣は

過去の経験から学んだこと

ルイス・グリムショーは、彼の会社のトランスポーターの積み下ろしは同じひとがやらなければならないと過去の苦い経験から知っている。「それはスバル・インプレッサのラリーカーでした。ホイールストラップを緩めると、クルマは後退を始めたのです」と彼は語る。

「すぐにわたしはホイールを掴みましたが、2本の指がブレーキキャリパーとスポークの間に挟まれてしまいました。それでもホイールは回転を続け、わたしの指は第一関節でもぎ取られそうになりました」

ルイスはその車両の積み込みを担当していなかったことから、スバルの油圧ハンドブレーキはエンジン停止時には作動しないことを知らなかったのだ。一方インプレッサの積み込みを監督したメカニックは、搬送中の前後動によるギアの損傷を避けるため、ニュートラルにするよう指示したのだという。両者が重なりあった結果、この事故が起きたのである。

この事故から7年経ったいま、彼の指はほぼ完全に治っている。しかし、ここでわかったことは、気にすべきは彼の会社が運ぶ数百万ポンド級のクルマだけではないということだった。

 
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