【影響は未知数】コロナショック、自動車産業への影響は? 日本市場には「ボディブロー」

2020.03.20

100字サマリー

新型コロナウイルス感染症の影響で、欧米各国で自動車関連工場が一時的な休止に追い込まれる事態となっています。また中国での打撃も極めて大きいです。日本市場への影響も含めて、桃田健史が考察します。

もくじ

コロナ 各国で自動車の生産が休止
リーマンショックと何が違うのか?
中国でディーラー経営に影響は?
日本市場にはボディブロー?

コロナ 各国で自動車の生産が休止

text:Kenji Momota(桃田健史)

新型コロナウイルスは本稿執筆時点(3月19日)で、欧米での感染拡大が続いている。欧米各国で自動車関連工場が一時的な休止に追い込まれる事態となっている。

イギリスでは、日産が17日から、トヨタとホンダが18日から生産工場の稼働を休止した。ホンダはいまのところ、4月5日まで実施する予定だ。フランスでは、トヨタが18日から31日を目途に実施する。

新型コロナウイルスの影響で、欧米各国で自動車関連工場が一時的な休止に追い込まれる事態となっている。
新型コロナウイルスの影響で、欧米各国で自動車関連工場が一時的な休止に追い込まれる事態となっている。

アメリカ、カナダ、メキシコでは、トヨタが3月18日から24日を目途に、ホンダが23日から28日まで実施する。

こうした工場稼働の停止の主な理由は、
・部品メーカーの事業休止や供給数の低下
・経済が冷え込んで新車販売減少
が挙げられる。

一方、アメリカでは別の動きも出てきた。

アメリカ最大の全米自動車労働組合(UAW)は、工場従業員の安全を確保するため、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)に対して、工場の一時稼働休止を要請した。

その結果、GMとフォードは19日から30日まで、FCAは19日から31日まで実施することが決まった。

日本や欧州では、自動車メーカーの都合を優先し、経営判断として工場を止めたが、アメリカでは労働者側の意思が経営サイドを動かしたかたちだ。

その他、オーストラリアや東南アジアにも自動車関連工場の一時休止が始まっている。

 
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