【5/18~】米フォード 生産活動、段階的に再開へ 新型コロナウイルス

公開 : 2020.05.08 18:25  更新 : 2020.05.08 18:27

アメリカのビッグ3から、工場再開に向けたニュースです。フォードが、新型肺炎の影響で休止していた生産活動を、5/18から段階的に再開していくと発表しました。中国、ヨーロッパに続き、米国でもフォードが動き出します。

パーツセンターは5/11~

フォードが、一時休止している米国の生産活動について、5月18日 月曜から再稼働に向けたフェーズに入ると発表した。

テレワークでは困難な業務を行う従業員を、第1陣として復帰させるという。

稼働再開を待つフォードの工場。
稼働再開を待つフォードの工場。

具体的な流れとしては、まず同社のパーツセンターを5月11日 月曜からフルオペレーションに戻す。

そして5月18日から、アメリカの一部の組立て工場について、シフト数を減らして稼働を再開していく。

同社は、今春に復活させると明言していた本格オフローダー「新型フォード・ブロンコ」の発表を現在まで見合わせている。また米GMも、GMCブランドから5月20日に発表する予定だった「ハマーEV」の公開延期を判断する状況だ。

フォードでは現在、約1万2000人の従業員が、リモートワークでは作業ができない仕事を担当。

健康と安全を保つ運用ルールが従業員たちに浸透していく状況と、サプライチェーンの復旧の様子を見ながら、段階的に本来のオペレーションに近づけていくと、同社は発表している。

フォードは中国の施設をすでに再稼働させているほか、欧州ではすでにリスタートに向けて動き始めている。また、アメリカ・ミシガン州では過去6週間以上にわたり医療現場を支える生産活動を行っており、感染予防策の指導を徹底してきた。

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