BMW iX3、テスラ・モデルY、レクサスRZなどに対抗 新型『ポールスター4 SUV』、9月に欧州で販売開始 実用性重視のフル電動モデル

公開 : 2026.07.14 17:05

ポールスターは新型EV『ポールスター4 SUV』が9月2日に欧州で発売する予定です。実用性の高いボディスタイルで、最高出力544psのデュアルモーターを搭載し、BMW iX3などに対抗します。

従来型のSUVボディを採用

スウェーデンのEVブランドであるポールスターは9月2日、BMW iX3やメルセデス・ベンツGLCに対抗する新モデル『ポールスター4 SUV』の販売を開始する予定だ。

2023年から販売されている現行の『ポールスター4』は、曲線的なルーフラインを持つSUVクーペだが、今回の新モデルでは「SUV」を名乗っているように、よりオーソドックスな箱形のボディスタイルを採用する。

新型ポールスター4 SUVの予告画像
新型ポールスター4 SUVの予告画像    ポールスター

ポールスターは「柔軟性と実用性」を重視し、「あらゆる旅に対応する多彩な収納能力」を備えていると述べた。

以前、ポールスターのCEOであるマイケル・ローシェラー氏は、新モデルについて「ステーションワゴンの広さとSUVの汎用性を兼ね備えたもの」と表現していた。

発表によると、新型4 SUVでは後輪駆動と四輪駆動のパワートレインが選択可能で、最高出力は現行の4と同様に544psに達するという。また、最大航続距離もほぼ同等の630km(WLTP)を実現し、400Vの電気アーキテクチャーにより最大200kWでの充電に対応する。

生産はクーペモデルと同じ韓国・釜山で行われる。9月2日の受注開始に先立ち、今後数週間以内に仕様詳細が公開される見込みだ。

数多くのライバルと競合

以前、テスト走行中のプロトタイプが目撃され、クーペモデルのカメラ式バックミラーシステムとは異なる、従来型のリアウィンドウが採用されることが明らかになった。米国で生産されている大型モデル『ポールスター3』よりわずかに短く、全長は約4850mmとなる見込みだ。

4 SUVは、現行のクーペモデルよりもはるかに多くのライバルと競合することになる。具体的には、最近発売されたBMW iX3やメルセデス・ベンツGLC with EQテクノロジーに加え、アウディQ6 eトロンレクサスRZ、そしてベストセラーのテスラモデルYなどが挙げられる。

現行のポールスター4は滑らかなクーペスタイルのルーフを持つ。
現行のポールスター4は滑らかなクーペスタイルのルーフを持つ。

ポールスターは現在、巨額の財務損失からの回復と収益の安定化を目指しており、2028年末までに4車種の新モデルを発売する予定だ。今回の4 SUVも、そのうちの1つである。

同社は昨年約6万台を販売したが、年間生産台数を10万台に増やすという目標を掲げており、新モデルによりEV市場セグメントのカバー率を25%から55~65%に引き上げられると見込んでいる。

新型『ポールスター5 GT』に続いて、今回の4 SUVが登場し、来年には次世代の『ポールスター2』、2028年にはより小型のクロスオーバー『ポールスター7』がラインナップに加わる予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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