ベントレー・ミュルザンヌ・スピード

公開 : 2014.11.20 23:20  更新 : 2017.05.29 19:03

■どんなクルマ?

ベントレー・ミュルザンヌ ’スポーツ’ と名乗るからには、もちろん同門のレギュラー・モデルと異なる側面がたっぷりと用意されている。

なかでも大きな違いといえば、ベントレーいわく、通常のミュルザンヌは後部座席に乗るクルマであったのに対し、ミュルザンヌ・スポーツはオーナー自らが運転するクルマであるということだ。

むこう12ヶ月、ベントレーは1100台程度のミュルザンヌを生産する意向で、そのうちの約300台が、こちらのより高価で、よりスポーティなミュルザンヌ・スピードとなるとのこと。車両価格は£252,000(4,617万円)だ。

ベントレーがミュルザンヌ・スピードの販売においてターゲットにしている地域は、中国ではなくアメリカやヨーロッパというのは興味深い。中国こそ、ここ数年ミュルザンヌがもっとも売れたマーケットであるにもかかわらず、である。

スタンダードのミュルザンヌよりも£25,000(458万円)高価になった理由は、6.75ℓのV8エンジンが横たわる、ボンネットの下にある。

巨大なユニットは徹底的に手を加えられ、最高出力は25psアップの537psへと向上した。最大トルクは104kg-mから112kg-m(!)へと引き上げられ、これがわずか1750rpmから4200rpmまでフラットに続くというのだから、もはや恐ろしいレベルである。先代のピーク・トルクは2250rpmから発生していたし、そこから持続することもなかったのだからなおさらである。

これほどの増強ならば実際に乗ってみても、力強さを明確に感じることができる。ミュルザンヌと全く違う加速をすることから、ベントレーが ”髪の毛が逆立つほどの加速” と表現したことにも納得がいく。0-100km/hタイムは4.8秒、0-160km/hまでは11.1秒。最高速度は306km/hに到達するのだそうだ。

’世界一速いラグジュアリー・サルーン’ という表現も伊達じゃない。メルセデスS63 AMGのオーナーでさえ、2685kgというミュルザンヌ・スポーツのたっぷりとした車重を聞けば、認めざるを得ないだろう。

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