先進の「高級SUV」でアウディに対抗 中国セレス、欧州市場へ進出 BEVとレンジエクステンダー導入へ

公開 : 2024.06.03 06:05

タッチと音声操作が主体

セレス車のインテリアには物理的なボタンがほとんどなく(ステアリングホイールにのみ装着)、タッチスクリーンおよび音声での操作が主となる。タッチによる車載機能の操作については利便性や安全性を懸念する声もあるが、セレスは問題視していない。

「中国では数年前まで、すべてのクルマに物理ボタンが装備されていました。ボタンが多ければ多いほど、そのクルマは高級なのです。今では、その役割がタッチスクリーンに置き換わりました」

セレス7のインテリア。車載機能の大半をタッチスクリーンとボイスコントロールで操作する。
セレス7のインテリア。車載機能の大半をタッチスクリーンとボイスコントロールで操作する。

「すでに技術的なギャップを超えているので、ボイスコントロールがお客様とクルマの間の主要なインタラクションになると思います」

セレスは欧州市場における販売目標をまだ公表していないが、ブランド構築の難しさを認識しており、BYDやGWMのように既存の現地ディーラー・フランチャイズと提携して販売を行う予定だ。

この点についてJiaxi You氏は、ブランド認知度の問題だけでなく、信頼の問題もあると語った。

「当社の戦略は、素晴らしい製品とクラス最高のサービスを提供し、一人一人のお客様を大切にすることです。欧州には長くとどまるつもりです」

欧州でのライバルブランドについては言及を避けたが、中国では「高級車ブランドのランキングで、メルセデス・ベンツBMWアウディテスラのすぐ後ろに位置するのがセレスです」と説明した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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