マツダCX-5

■どんなクルマ?

『社内では、マイナー・チェンジという言葉は一切使用していないんです』

試乗に先立って行われた製品説明の席上で、新型CX-5の開発主査を務めたマツダの大塚正志さんはそう語った。2012年2月の登場から3年弱という期間を経て登場した新型CX-5、一般的に考えれば国産車としては定石どおりの小変更となるのだが、その中身はこれまでのマツダでは考えられないほど大きな変更が加えられているという。じつは2014年11月に開催されたロサンゼルス・ショーでも大塚さんにはお話を伺っているのだが、その席でも『乗って頂ければすべてわかります』と自信たっぷりに語っていたことが印象的だった。

そんな新型CX-5だが、まずはその変更点を見ていこう。全体の印象はさほど変わりはないけれど、外観における違いはフロント・グリル。従来はメッシュ形状だったが、水平基調のフィン・タイプとなり、ヘッドライトはアクティブLEDを採用した。デザイン変更したテールレンズもLEDを採用し、被視認性と高級感を高めている。最上級グレードのLパッケージに標準で装着される19インチ・ホイールは新形状となり、より風格ある佇まいとなった。

インテリアに目を向けると、インパネ形状そのものには変更がない。しかし電磁式のパーキング・ブレーキを採用したことでセンター・コンソールがスッキリとし、室内空間が広くなったように感じられる。さらにドア・トリムなど車内各部の加飾を変更することで、質感は大きく向上した。従来のCX-5が実用性重視のSUVとするならば、新型CX-5はラグジュアリーSUVのカテゴリーに片足を突っ込んだ、そう表現しても良いくらいの進化といえる。

 
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