【240、1800にPV544!】ボルボがリア駆動へ回帰中!EX30雪上試乗で思いを馳せた往年の名車たち

公開 : 2025.03.04 11:25

EVはリア駆動が理想だとボルボのエンジニアは考えている

ボルボの新車ラインナップに明るい方はご存じだと思うが、2022年1月に日本で発売されたC40リチャージ、同年7月に導入されたXC40リチャージが2023年3月に実施されたマイナーチェンジにて、シングルモーター仕様の駆動方式が前輪駆動からリア駆動へと変更された。

モデルライフの途中で前輪駆動車に4輪駆動仕様が追加設定されるケースはあるが、駆動方式がすっかり変更されたという話を筆者は聞いたことがない。エンジンを積んでいないEVだからこそ可能となった激変だったといえる。

筆者が以前参加したクラシックラリーに参加していたボルボ1800E。
筆者が以前参加したクラシックラリーに参加していたボルボ1800E。    高桑秀典

さらに現在XC40リチャージはモデル名も一新してEX40(ツインモーター仕様もラインナップ)という車名になり、C40リチャージ、EX30と共にフルエレクトリックモデルとして親しまれている。

ボルボの故郷であるスウェーデンは冬の寒さが厳しく、全国土が雪に覆われる。そのため、創業時からの定番であるリア駆動から雪道での発進時にリアが滑らない前輪駆動や積雪路面で威力を発揮する4輪駆動へと時代の流れもあってシフトしていったのだと考えられる。しかしEVは、高度な制御によってスリッピーなシチュエーションでもコントロールしやすいようにアレンジできるので、再びリア駆動を採用するようになったのであろう。

ボルボのエンジニアは人間のセンシビリティに合っているリア駆動こそがEVのパッケージング的にも理想だと考えていると思うので、今後の展開が楽しみだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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