【ど真ん中で戦う6代目】スバル・フォレスターがフルモデルチェンジ!サイズはキープも商品力大幅アップ

公開 : 2025.04.03 10:00

ターボはキビキビ、ストロングハイブリッドはゆったりと

サーキットではストロングハイブリッドの『プレミアムEX』とターボの『スポーツEX』の両方を走らせることができた。今回のラインナップは、両車に加えストロングハイブリッドの『XブレークEX』が用意される。

最初に感じたのはそのステアリングフィールの良さだ。試乗時はあいにくのウェットコンディションで限界域での滑り出しが早くなってしまったが、そのタイミングが非常につかみやすいのだ。従って自信をもってコーナーに侵入でき、さらにシートも最近のスバル車の常でしっかりとホールドしてくれるのも好ましい。

こちらはストロングハイブリッドの『XブレークEX』。他に1.8Lターボも用意される。
こちらはストロングハイブリッドの『XブレークEX』。他に1.8Lターボも用意される。    内藤敬仁

ただし、先代と比較しヒップポイントがかなり上がってしまったのは残念だ。最も低いシートポジションでもそこそこ高い位置なのだ。その理由は衝突基準によるところが大きい。シートの可動域が大きくなればなるほど、基準に対する対応範囲が広くなってしまう。そこで今回はSUVであることもあり、ポジションを若干高くすることでその範囲を小さくしたのだ。

もっともサーキットなどで走るようなクルマではないので、今回のシーンは特殊なケースといえるが、それでも先代と同じくらいの可動域は欲しいと感じた。

見た目の価格は大幅アップ

また、乗り心地はスポーツEXの方が若干固く突き上げを感じる場面もあったが、先代と比較すると、サスペンションの動き始めがかなりスムーズになったこともあり、しっかりとストロークさせてショックを吸収することが感じられた。

その上でスポーツEXはしゃきっとしたスポーティさを、プレミアムEXは重量が約100kg重いこともあり、しっとりとしたしなやかさを感じさせてくれ、それぞれの特徴が上手く表現されているように感じた。ちなみに、ターボだとコーナー出口では若干オーバーステア気味になり、腕に覚えのあるドライバーならより一層楽しめそうだ。

最後に価格について触れておこう。先代と比較しターボの『スポーツ』で比較すると約55万円アップとなる。ただし先代はオーディオレスであるのに対し今回は標準装備となり、ETCも装備。さらにアイサイトXも備わるので、価格差はかなり縮まる。

また、Xブレークで比較すると、従来型のeボクサーとは約88万円差だが、前述の装備差に加え、ストロングハイブリッドが搭載されるのが大きい。絶対額としてこの差は大きいが、市場がどう受け入れるか、注目したい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影

    内藤敬仁

    Takahito Naito

    1986年よりフリーランスカメラマンとして主に車関係の雑誌、広告の撮影に携わる。趣味は洗車。好きな音楽は1970年代のブリティッシュロック。たまにロードバイクでサイクリンロードを走って風圧と老化に抵抗したりする。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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