新型アウディA5シリーズにディーゼルハイブリッドモデルが追加
公開 : 2025.06.26 10:05
アウディのA4に代わるミドルクラスとして登場したA5に、ディーゼルハイブリッドの『TDI』モデルが登場しました。また、TDIの日本導入を記念した『エディション・ワン』も同時発売となります。
新型A5にTDIモデルが追加
アウディ・ジャパンは6月24日、Dセグメントのセダン/ワゴンモデル、アウディA5シリーズに2.0L直噴ディーゼルターボエンジンを搭載した『TDI』モデルを追加、販売を開始した。
また、TDIモデルの日本導入を記念した限定モデル『エディション・ワン』も発売された。

A5は30年来のベストセラーであったA4の後継として、アウディの電動化戦略にともなうモデルレンジの再構成により登場した新しいモデルである。
新世代の内燃機関プラットフォーム『PPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)』を初採用した他、数々の先進的な技術を搭載し、人間を中心に置いたデザインを取り入れることで、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させた。また、アッパークラスに迫る居住性と、ダイナミックで美しいプロポーションは、伝統あるアウディのDNAを具現したものである。
新型アウディA5シリーズTDIモデルの価格は、セダンの『A5 TDIクワトロ 150kW』が716万円、ワゴンの『A5アバントTDIクワトロ 150kW』が741万円、限定モデル『エディション・ワン』は、『A5 TDI エディション・ワン』が856万円、『A5アバントTDI エディション・ワン』が881万円となる。
ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
新型アウディA5シリーズのTDIモデルに搭載されるのは、2.0L TDI 直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジンで最高出力204ps、最大トルク40.8kg-mを1760〜3250rpmで発揮する。
排出ガス処理にはアドブルーを2系統で噴射する『ツインドージング』を採用し、環境負荷の低減に寄与している。

動力伝達系には、デュアルクラッチ式のAMTである『7速Sトロニック』と、アウディ伝統の4輪駆動『クワトロ』を採用している。
また、このエンジンには、新開発の48Vマイルドハイブリッドシステム『MHEVプラス』が採用された。
トランスミッションの出力軸に接続されたPTG(パワートレインジェネレーター)により、最大18kW(24ps)の電力を追加し、減速時には最大25kWのエネルギーを回生する。また、加速性能も大幅に向上した。
その結果、特定の条件下では完全な電動走行を可能とし、WLTCモード燃費17.7km/L(アバントは17.4km/L)を実現した。さらに車両停車時でエンジンがオフになっている場合でも、エアコンを作動させることが可能となっている。


































